「海外実習レポート」増田 奈菜子さん

私は海外実習でライプツィヒに行った。ライプツィヒはドイツの北東に位置する街で、小さい街ながらも大きな建物が数多くあり、モダンかつ歴史的な建築物を大切にする素敵な街であった。路面電車を使えば何不自由なく生活できるし、現地で通っていた語学学校にも楽に行くことができた。語学学校への道は今回の留学で最も多く通った道であったが、住宅街から中央駅、そこで乗り換えて街中から動物園、そしてまた住宅街へと景色の移り変わりがとても美しく、今でも印象的に覚えている。
今回の留学で通った語学学校は、現地でネイティブ・スピーカーの先生に学ぶという点では充実していたが、クラスのほぼ全員が京都産業大学のメンバーであったことや、ドイツ語が通じにくい私たちに対して先生が英語で話し始めたことはとても残念であった。今回の経験を生かし、次回語学学校に通うことがあれば、学ぶ環境も配慮していきたいと考える。
また今回の海外実習では、ほぼ毎日が学校で、週末には遠足が設定されていた。おかげでベルリンやドレスデンなどドイツの他の都市にも行くことができ、同じドイツ内でも街並みや雰囲気の違いを味わうことができた。今回訪れた街のなかでも一番印象に残っているのはワイマールで、ワイマールには遠足ではなく個人的に訪れたのだが、私がドイツに抱いていたイメージそのままの街並みや建物が存在していて、とても感動した。しかし、行ったのが日曜日であったために、ほとんどすべての店が閉まっていた。それもまたドイツの休暇をしっかり取るという習慣を体験できてよかったと思っている。
食べ物や飲み物、買い物方法やにおいまで、何もかも日本と違うドイツで過ごすことはとても大変であったが、毎日に刺激があり、有意義であった。また必ずドイツを訪れるつもりである。


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