中村 汐里さん

ドイツ語にあふれた街を歩いていると、見るものすべてが新鮮で毎日過ごしているだけで勉強になった。文化や環境の違いは1ヶ月実際に生活してみたことで感じることができた。学生寮に住んでいたのでルームメイトがごはんを作ってくれたりしたけど、ごはんは外で食べる機会が多かった。お昼は大学の食堂に行き、毎日パスタを大盛りにして食べていた。ドイツ人の食べる量もすごかったし、メニューの量もたくさんあっておどろいた。でもやっぱり日本食が食べたくなってお寿司屋さんに行ったこともあった。ドイツにはどこの街にも広場があり、週に何度か市場が開かれる。多くの人が買い物に訪れ、見ているだけでも楽しく賑わっていた。クリスマスマーケットの時期にまた訪れたいと思った。わたしが海外研修で行ったライプツィヒという街は、音楽の街と言われ、わたしたちもコースの一貫でトーマス教会の少年合唱団のコーラスを聞いたり、ゲヴァントハウスのコンサートで名曲の生演奏を聞くことができた。今になっても歴史を大切にして伝統を守り続けていることに感銘を受けた。実際に街を歩いていると自然と音色が聞こえてきたりして明るくて素敵な街だった。わたしたちの語学コースは最初のテストで2クラスに分けられ、担当の先生が日常会話を中心とした文法の授業を行った。会話形式ではじめて見る単語も何度も繰り返し発音し、授業の最初には前回の復習もしながら楽しく学ぶことができた。文法的な面では難しいことはほぼなくて、一回生の復習という感じだった。他にも音声学や地理学、音楽や食べ物について自分たちで調べて発表することなど、いろいろな視点からドイツ語を学ぶことができた。また、休みの土曜日にベルリンやドレスデンへの遠足も組まれていたり、ライプツィヒ大学の日本語専攻のドイツ人や日本人留学生の人たちとの食事会もあって、暇になることがほとんどなく、とても充実した海外研修になったと思う。先生たちがわたしたちの知らないドイツの情報をたくさん教えてもらって、ますます興味が沸いたし、帰ってもっと勉強しようという気にさせてくれた。実際行く前までは何も分からなくて情報も少なかったので不安もあったし、いろんなハプニングもあったけれど乗り越えてなんとかなったのでよかった。たしかにそれはそれで楽しかった。今年の海外研修では先輩たちからもっと多くの情報を参考にすればしっかり準備できると思うので、後輩たちにもドイツを知るいい機会であり、ちょうどいい長さだと思うのでぜひ行って欲しい。
ワイマールに行ってゲーテとシラーを真似してみた写真
学校帰りに近くの動物園へ想像以上の動物の多さと広さに驚きこれはライオン
毎朝パン屋さんに寄って学校に向かっていた最寄りのモリッツホーフのスーパー
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