「ドイツ語海外実習を通して学んだこと」 藤本 祥恭さん

僕は2017年3月1日から3月30日までドイツのフライブルクと言う街に研修に行ってきました。フライブルクは環境都市として世界でも知られているため、すごく街がきれいで住みやすかったです。またフライブルクの大聖堂の前では、平日には市場が開かれており、熱々のソーセージやカリーブルスト(カレー・ソーセージ)も食べることができました。やはり本場ということもあり、ソーセージが本当においしかったです。
授業は、フライブルクに到着した次の日から始まりました。僕のクラスはほとんどが日本人で、ブラジルとアメリカと台湾から来た人が一人ずつという感じでした。授業で驚いたのは、一日に進む量が一単元という驚異的なペースで、課題もたくさん出たことでした。これが日本とドイツの教育の差なのか、と少し感じました。また同じクラスのブラジル人とアメリカ人は間違えてもいいから、とかなり発言していたり、理解できなかったら理解できるまで質問していたりと、気の弱い日本人なら絶対にしないような行動もありました。そこで、自分も途中から人目を気にせずに発言しようと心に決めました。

授業が終わると、自分の寮の敷地にあるフットサルコートでサッカーをよくしました。そこには、がちがちの体つきのよい外国の人たちがいて、毎日楽しかったです。彼らも僕たちと同様にドイツ語を勉強していたのですが、英語が母国語並みに話せることには、すごく刺激をうけました。また自分は週末に行ったマインツで、日本代表の武藤選手のユニホームを買って、それを着ていたこともあり、名前を覚えてもらえて、本当の友達のように接してもらえました。今思うと、ここでの経験があったので、少しは授業中に積極的に話せるようになったのではないかと思います。

週末は、サッカーの試合を見に行ったり、ハイデルベルクやバーゼルに行って観光をしたりしました。一番印象が強いのが、サッカーの強豪チームの本拠地であるドルトムントに行って、サッカーの試合を観戦したことです。今まで日本でもサッカーの試合はたくさん見たことがありますが、やはりドイツのブンデスリーガは桁違いでした。ドルトムントのサポーターに限らず、ドイツの人は本当にサッカーが好きで、プレーの一つ一つにも反応が大きく、日本人とは全然違うなと感じました。またゴールの時には、ビールをかけられたりもしました。
振り返ってみると、日本でただドイツ語を勉強するだけでは感じられない違いもあったり、英語の必要性を再認識させられたりと、毎日が刺激に満ちた日々だったと感じます。自分はこの海外実習に参加して、ドイツ語に対する今までの自分の甘さを実感し、これからのドイツ語学習へのモチベーションも得ることができました。この経験を十分に活かし、次は長期留学という形でドイツに来たいです。
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