「海外実習」 森本 愛彩さん

平成28年2月29日~3月26日の約27日間、私はドイツ語海外実習の授業を利用しフライブルクに滞在していました。フライブルクは大都会というわけではなく、環境都市ということもあり非常に住みやすい街だと感じました。
寮ではリスに出会うことができたり、天気のいい朝には鳥の鳴き声が聞こえてきたりと、普段の生活からたくさんの自然を感じることができる環境であるということがお勧めしたい点だと思いました。私は行けなかったのですが、フライブルクの山の上には街を一望できるレストランがあるようなので、また機会があれば訪れたいと思います。

私はドイツに来るにあたって、ドイツのお城について様々な情報を集めていました。その内ノイシュヴァンシュタイン城、ハイデルベルク城を訪れることができ非常に満足でした。ノイシュヴァンシュタイン城は世界でもシンデレラ城のモデルとして有名です。しかし、ハイデルベルク城は元々要塞として建てられたということを知っている人は少ないと思います。フライブルクから行ける範囲の有名なお城はこの2つだと思います。

大学の授業ではもちろん、普段の生活も全てドイツ語ばかりの日々。聞こえてくる言葉を理解していても自分の意志を伝える言葉が全く出てこずもどかしい思いを何度もしました。1年間勉強していたはずなのに単語がほとんどわからず、コミュニケーションをとるのにとても苦労しました。
文法、発音、語彙力、積極性、どれも足りないものだらけだということを痛感させられました。特に、単語に関しては日本にいる時にあまり集中的に触れることはないので、自ら事前に学習しておくべきだと思います。
休日には遠出をして様々な場所を訪れたり、寮で他国の方と話をしたり、大学以外の時間も非常に充実した生活を送ることができました。1カ月を振り返ってみると1日、1日が濃い日ばかりで、毎日充実していました。
 

そんな充実した1カ月を送れたことは非常にいい経験になったと感じるのですが、後悔していることが1つだけあります。それは、もっと積極的にたくさんの人とコミュニケーションをとるということです。
日本では受け身でいてもあまり問題はないし、間違えることが恥だという考えを持ちやすいのですが、海外の方にそんな考えはないのでもっとはっきりと自分の意志を伝えるべきであったと感じました。
積極性があればよりいろんなことを学べたのではないかと感じています。

この1カ月で見つけた反省点を踏まえ、より成長していけるように、この海外実習での経験が無駄にならないように日本でも日々努力していきたいと思います。
また、この1カ月で改めて自分の学びたいこと、自分自身の将来に関して考える非常にいいきっかけとなりました。
この機会を与えてくれた親、大学、そして関わってくださった全ての人たちに非常に感謝しています。
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