「海外実習を通して」 小林 瑞歩さん

私は、2016年2月29日から3月26日まで約1か月間フライブルクへ海外実習に行きました。ドイツへ行く前はテロのことなど少し不安はありましたが、実際に行ってみるとその不安はなくなり、毎日充実した生活を送ることができました。
授業は10人の少人数クラスで、わからないことがあると先生に気軽に質問できました。クラスにはアメリカ人、メキシコ人がいて、日本人以外の方たちと交流できる機会でもありました。1日目は基本中の基本の授業だった為、正直つまらないと感じましたが、進むスピードはとてもはやく、約1週間で私たちが日本で習ったところまで追いつきました。焦りもしましたが、授業についていくことができたのは嬉しかったです。
しかしながら、悔しく感じることもたくさんありました。先生からどのくらいドイツ語を学んでいるのかと質問された時、私たち日本人は約1年間と答えた一方で、海外の方たちは約2、3カ月という答えでした。私はその答えに驚きを隠せませんでした。なぜなら、海外の方たちはドイツ語のボキャブラリーも多く、話せるからです。さらに、先生も私たちに質問をする時に、話すスピードが全く違いました。日本人にはわかりやすく、ゆっくり話してくださっているという印象を受けました。文法も大事ですが、リスニング、スピーキングが極めて重要だと改めて実感しました。クラス内で差を感じ、悩みもしましたが、自分なりにベストはつくしました。

平日の午後からは時間があったのでフライブルクの街を見て回ったり、スイス、フランスにも定期券で行くことができました。休日には、シュトゥットガルト、ケルン、ミュンヘンに旅行へ行きました。ベンツ博物館、ケルン大聖堂、ノイシュヴァンシュタイン城など、とても素晴らしいものばかりでした。ケルン大聖堂に上りましたが、螺旋階段で狭く暗く大変疲れました。しかし、塔のてっぺんからの景色は綺麗で感動しました。また、初めてステンドグラスを生で見て、そのきれいさに感動しました。ノイシュヴァンシュタイン城はシンデレラ城のモデルとなったお城有名で、実際に訪れて見てみるとまさにシンデレラ城でした。中ではオーディオセットでお城の歴史についてきくことができました。歴史嫌いの私にも楽しむことができました。

高校生での自分の留学体験から、フライブルクへ行く前はたった1か月で何が変わるのだろう、成長できるわけがないと思い、遊びに行く気分で海外実習に臨みました。しかしながら、ドイツ語の授業を通してリスニング力は向上したと思います。まだまだスピーキング力、ライティング力はのばしていかなければなりません。授業を通して学んだことを今後日本の授業でもいかしていきたいです。また、わからない点があったらわかるまで聞くこと、間違いを恐れずスピーキング力をのばす為にどんどん話していきたいです。
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