「ドイツ語学研修」 古南 和樹さん

アルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルクのマーク(Albert-Ludwigs-Universität Freiburg)
関西国際空港から約10時間以上のフライトをした後、フランクフルト空港からバスで約3時間かけて、研修先であるフライブルクに到着しました。研修先につくまでにトラブルもありました。関西国際空港から、学生だけでの移動だったため空港では、どこにスーツケースがあるのか迷ってしまいました。現地の人となれないドイツ語での会話をして30分くらい迷った末に見つけることができました。それから入寮し次の朝から早速近くのスーパーに行きました。ドイツの物価は、思ったほど高くなく量がとても多いというのが印象的でした。ドイツにきて初めての授業は、本当に苦しかったです。なぜなら私のクラスはインターナショナルクラスで、日本人より外国の方々が非常に多く母国語以外の言語も話せる方々がほとんどでした。そこで改めて自分自身の能力の無さを痛感しました。授業も初めのうちは全くと言ってもいいくらいに、内容が分からず曖昧なドイツ語で回りの人に聞く日々でした。ドイツ語漬けの日々の中唯一至福の時がありました。それは授業の終わりにサッカーをすることです。たまたま寮の近くにフットサル場があったので、みんなでスパイクと服を買ってサッカーをしました。スポーツは言語があまりうまくなくても、意思の疎通ができるので様々な外国の人たちとサッカーをしました。そこで授業で習った言葉をアウトプットしていくうちにドイツ語が私自身驚くほどに聞こえるようになりました。その結果あれだけ苦痛になっていたのにもかかわらず、授業が楽しくなってきました。クラスメイトとも仲良くなり週末には友達とバスで約5時間かけてミュンヘンに買い物をしに行ったり、スイスのバーゼルにサッカーの試合を見に行ったりしました。テレビでしか見たことのないスタジアムでテンションが上がりました。その後、私はサッカーの試合を見た後ケータイをどこかで無くしてしまいました。ないと気づいたのもほんの数分のことだったのでスタジアムに戻って捜索をし、近くの人や清掃の人たちに聞いたのですが見つかるはずもありませんでした。3日が経ったとき、一通のメールがきていました。もう二度と戻ってこないと思っていた私のケータイがあったのです。それは本当に奇跡のようでした。授業が終わった後、クラスメイトと一緒にカフェ・パン巡りをしました。フライブルク大学の周りにはたくさんのカフェ・パン屋さんがあり、どれもすごくおいしかったです。ドイツのパンの特徴はプレッツェルやベーグルが一般的で、食感は少し硬くて、素朴な感じでした。価格も日本より少し安かったのでほとんど毎日食べていました。今回のプログラムでドイツに来ることができて本当に良かったと思います。たった一ヵ月という短い期間ではありましたが、日本では体験することができない経験をして人として一皮むけた気がします。私は今回の短期留学をしてみて、必ずまたドイツに留学しようという気持ちになりました。その時には今以上に英語とドイツ語をレベルアップしていきたいです。
日本では珍しい路面電車での移動風景
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