「フライブルク大学」高野 有貴さん

私は1回生の春休み、3月の1か月間ドイツのフライブルクという町に留学しました。この町はドイツで最も優れている環境都市として知られており、町の中心にあるフライブルク大学や大聖堂を拠点に栄えています。研修先のフライブルク大学はドイツで五番目に古い大学であり、ヨーロッパにおいてもトップクラスの名門大学です。旧図書館はゴシック様式が用いられており、観光地としても有名です。大聖堂はゴシック様式とロマネスク様式が混在し、芸術的なステンドグラスが特徴で、尖塔部を要した塔はドイツのゴシック様式で最も美しいものとして知られています。私が授業後に訪れた時には大聖堂の周りに市場が開かれており、ソーセージや野菜、木彫りの食器や手作りお土産品などが並んでおりとてもにぎわっていました。

現地での生活については、私は留学に行く前はドイツ語がほとんどできず、しゃべることはもちろん書くこともままなりませんでした。個人的な目的として、言葉が自由に通じない相手に対して、どのようにコミュニケーションをとるかということでしたが、わかる単語を並べて相手に伝えることによって、ある程度伝わることがわかりました。
留学中の日々の授業で確実に言語能力は上がりました。授業はドイツ人の先生で、説明や質問もすべてドイツ語で行われていたのではじめは自分のレベルよりはるかに上のクラスになってしまったのでクラスを変えようと思いましたが、授業中わからないことは英語で積極的に質問したり、宿題や予習をしっかりやっていると少しずつですが先生の説明が理解できたり、喋ることができるようになっていると自分で実感できました。
そして何より、海外では黙っていることは、「わからない」ではなく「参加していない」と思われるので、自分の意見、考えをはっきり言うことが大切であるということが知れたことが大きかったです。今回の留学によって、私の言語能力は日本語、英語を含めて飛躍的に伸びたと私自身が感じました。
 

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