「フライブルク」田原 知行さん

フライブルク大聖堂 大学の近くにありマーケットも開かれている!
私はドイツのフライブルクへ約1か月間、短期留学をした。フライブルクへ旅立つ前、言葉が通じなかったら買い物ができるのか、食が合うのか、など様々な不安があった。そして飛行機で12時間、バスで3時間ほどかけて寮についた。明日から本当の留学が始まると思うと正直落ち着いていられなかった。
授業は朝の9時15分から10時45分、11時15分から12時45分の計3時間であった。授業の内容はペアワークや、教科書の問題を解くものがメインだった。しかしながら説明がすべてドイツ語であるため、理解することが出来ない場合、理解する作業に時間がかかるなど、多くの問題あった。だからこそ、普通の授業よりも理解しようとするスキルがより一層身にいたと思う。また午後には、Sprechen Aktiv Deutschという授業をとった。この授業では、ドイツの遊びや歌、劇などをした。日本でいうフルーツバスケットがドイツにもあることが最も印象に残った。他には「しりとり」があった。この遊びは日本にもあるがドイツにはドイツの面白い遊びがたくさんあると思った。この授業をとって良かった点は、楽しみながらドイツを知ることが出来た点。自分たちのアイデアで簡単な劇を作り、それを表現する難しさ、想像力が身についたと思った。
次に、寮の設備で感心したところを挙げようと思う。ドイツは断熱がしっかりしていること、それにより、部屋の中が温かく快適に過ごすことが出来た。また、ごみの分別が細かく街や国全体で環境政策に取り組むという実感があった。1番素晴らしいと思ったことは、フットサルコートやビーチバレーコート、卓球台があることで、これには驚いた。スポーツを通じて海外の人とコミュニケーションが取れ、いつの間にか話す力が身につくようになると思う。
街並みや風景についても気づいたことがあった。フライブルク大学の近くにはお店がたくさん並んでいる。建物はベージュや白、茶色、カラフルなものもあるが、日本と比べるとおしゃれであると思った。デパートや市場もあり、ものを見ているだけで楽しいと思える街であった。落書きがところどころにあるがほとんどのもののクオリティーが高く見とれてしまうものがあった。
私がこの1か月で学んだことは、言葉の壁は大きいことである。言葉が通じないとき、ジェスチャーを使うことで伝わる場合もあり、伝わったという嬉しさを学ぶことが出来た。また、言葉よりもすごいと思ったのは、スポーツである。フットサルでゴールをした時、プレーがうまく出来たとき、言葉の壁を越えていたと思った。心の距離も近くなり、共に喜び合い楽しくなるスポーツは1番のコミュニケーションツールだと考える。
この研修を通して、不安よりも楽しいと思うことが多かった。ただ、店の人が日本に比べて愛想がなく、がっかりすることもあった。
最後に私が伝えたいことは、またドイツに行きたいということである。来年1回生がドイツに行き、不安な思いをすると思う、しかし、不安な思い以上に収穫するものは大きく自分にとって必ずプラスになるのでぜひドイツに行ってほしいと思った。

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