「ドイツの接客」川村 希さん

海外実習先であるフライブルクのシンボル、フライブルク教会にて友人と撮影した写真
私はドイツ語海外実習でフライブルクに滞在したときに、ドイツの接客サービスに大変驚いた。そこで今回はそのことを紹介してみたい。

ドイツの接客サービスは正直あまりよくない。客に対しての愛想があまり良くなく、ガムを噛んだりしながらの接客も多い。さらには、日本ではまず見られないと思うのだが、刺青を入れているにも関わらず半袖を着たり、腕まくりをしたりするため、刺青が見えている状態での接客も決して珍しくなかった。こちらの言ったことが聞こえなければ、機嫌が悪くなることもかなり多い。
ここまで述べただけだと印象的にはかなり悪い。しかし当然よいところもあった。まずは挨拶だ。よく通う店ともなれば、店員と仲良くなることができる。そんな客に対して店員は笑顔で挨拶や会話などをしていた。親密になった客にはかなり親近感溢れる接客をしていた。それにこちら側が笑顔で挨拶をすると、店員も笑顔で返答してくれた。最初こそ愛想は悪いが、仲良くなれば友達のように気軽に会話できるというのがドイツの接客の特徴である。

それでは、日本とドイツの違いはどこにあるのだろう。
日本では接客態度はかなり良く、いつでもとても礼儀正しいのに対して、ドイツは始めの接客態度こそ悪いが、親しくなると親近感溢れる接客をしてくれる店員が多い。しかし日本はこの接客態度で気まずさを覚え、店に入りづらくなることもある。だがドイツではその心配はなさそうだ。ドイツではおおらかな性格の人が多く、細かいことをあまり気にしないという印象を受けた。ドイツのこのような接客もドイツの国民性が出ていると考える。ただしこれはあまり日本では理解されないだろうと感じた。

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