令和2年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

「学習成果実感調査」についての分析結果

令和2年度春学期は経済学部の授業に関して以下の5つの側面から分析を行った。

  1. 全学との比較
  2. 学部内の状況
  3. 経済学必修科目(経済学入門Ⅰ)
  4. 初年次教育導入科目(入門セミナー)
  5. 今年度から導入された新4コースの選択必修科目と共通科目

  1. 全学と比較しても大きな違いは見つからなかった。
  2. オンライン化の影響で回収率が27.69%とかなり低かった(昨年春は51.8%)ため分析には注意を要するが、オンライン化の結果事前事後学習時間はかなり増加した(1時間以上が昨年なる学期の34%から50%)。また、多くの学生(80%)がオンライン授業でも円滑に学習を進められたと述べている。自由記述では、概ね急なオンライン化に対する教員の対応に対する評価が高かったが、成績評価や授業方式についての統一化を求める記述も散見された。
  3. 今年度新たに導入した必修科目「経済学入門Ⅰ」は昨年までの必修科目「ミクロ・マクロ経済学入門」と比較しても満足度が高かった。
  4. 初年次少人数科目の入門セミナーでも満足度は極めて高かった。とりわけ、オンライン授業にも拘らず、担当教員や他学生とのコミュニケーションが取れたことやディスカッションが出来たことを評価する学生が多かった。
  5. 今年度から導入された新4コースの科目群について学生から見たコース間の主観的評価を比較してみたが、明らかなコース間の差異は見つからずバランスの取れたコース設定が出来ているとの結論に達した。

来年度以降も、引き続き上記の側面を重視した分析を行う予定である。 

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