平成30年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」
重点テーマ・目的・期待する効果等
(1)テーマ
入門セミナーとデータ処理セミナーに関する実態調査
(2)目的
1年生が、大学における学びに必要なノウハウと経済学部生として不可欠な分析ツールの修得のためのこれらの講義に、積極的に参加し、十分な理解度を得られているかを検証する。
(3)期待する効果
入門セミナーは、高等学校までの学びと大学での学びを「つなぐ」ための少人数授 業であり、以下の3つの「つなぐ」を修得する効果が期待される。
- 大学で自ら学ぶために欠かせない技法を入学直後に集中的に学び、高校までの学び方から大学で求められる主体的な学びにスムーズに移行すること。
- 身近な問題を経済学的な視点でとらえた親しみやすい文章などに接することで、専門的に経済学を学ぶための準備を行うこと。
- この授業において大学で共に学ぶ仲間を得て、グループ・ワークや議論などを通じてコミュニケーション能力を高めること。
データ処理セミナーは、1)表計算ソフト(MS Excel)の利用方法、2)様々なデータや統計を分析するための方法を学ぶことを通して以下の4点を修得する効果が期待される。
- 表計算ソフト(MS Excel)の基本的な機能(関数の利用、フィルターの利用、グラフの作成)について学び、基本的な機能を駆使できるようにする。
- 統計の基礎的な概念、手法について学び、説明できるようにする。
- 表計算ソフト、及び統計の手法を用いて、経済に関するデータを分析できるようにする。
- Excel、統計の知識を学び、経済学的思考法の習得、及び現実の経済を論理的・多角的に分析するために不可欠なデータ分析能力を身につける。