平成29年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

経済学部では、「入門セミナーの内容刷新のための調査」を実施する計画であったが、春学期開始の段階で入門セミナーの試用版教材がすべて完成していなかったこと、本年度のアカデミック・スキルに関する授業は、各教員が教材を選択して実施する試行段階で、統一した学習成果実感調査の質問項目にはなじまないことから、当該調査を1年延期し、各教員の主たる講義科目である56科目について学習成果実感調査を実施した。受講生数が200人以上、150人以上で200人未満、100人以上150人未満、50人以上100人未満、50人未満の5段階に分けて、「学びの面白さや成長を感じることができたか」、「総合的に見た受講による満足度」についての評価を確認した。その結果、授業の規模による評価の差異は見受けられず、大人数の講義だからといって、必ずしも学生の受講姿勢が受け身であるという傾向も見られなかった。 また、(1)受講生は、実習科目の受講によって特に学びの面白さや成長を感じる、(2)受講生による評価が顕著に高い講義科目があり(数科目)、同じ教員による授業が継続的に高い評価を得ている、ということがわかった。

受講生にとって魅力的で高い満足度が得られる科目が、授業の規模によらず多数存在することは喜ばしい結果である。一方で、非常勤講師による授業のごく一部について、極めて厳しい授業評価がなされており、授業担当者との間で、学生の特徴や授業の到達目標について適切に情報共有や打ち合わせができていたかについて、確認を行う必要がある。
学生の記述によるコメントを見ると、多くの教員が、スライドだけでなく配布資料や記入式の問題などを準備して授業を行っていることがうかがえた。今後の課題としては、学生が講義で理解できなかった箇所を自ら調べて学ぶ姿勢の涵養につながる取り組みである。

2.「公開授業&ワークショップ」についての成果報告

参加人数

①「公開授業」:「開発経済学A」大坂 仁 教授
5月22日(月)4限、518教室
授業参観者7名
②「ワークショップ」:秋学期に一括実施

ワークショップでの意見交換内容

秋学期の公開授業の後、春秋の公開授業を対象にしたワークショップを実施します。
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