令和5年度 秋学期 公開授業&ワークショップ 実施報告
実施日時・場所・参加人数
(1)公開授業とワークショップ
- 春学期公開授業:
- 科目:「マーケティング入門」
- 担当教員:上元 亘
- 実施日時/場所:5月29日(月)13:15-14:45 6301教室
- 参加人数 6名(うち職員1名)
- 春学期ワークショップ:
- 実施日時/場所:5月29日(月)14:55-15:20 5号館2階ミーティングルーム2
- 参加人数 5名
- 〈ワークショップでの意見交換内容〉:
・1回生向けの入門科目ということで、ゆっくり丁寧に話をされているのが印象的であった。
・レジュメの穴埋めや動画視聴に加え、ムードルを使ったリアルタイムコメントシステムも導入するなど、履修者を飽きさせない工夫が随所に見られた。加えて、場合によってはグーグルのFormsを活用することもあるとのことだった。
・コロナ禍後の対面形式大規模講義の復活にともない、大教室での私語対策が再び必要になっている。履修者が多数にわたる大教室講義については、遠隔方式でもいいのではないかと感じる。
・講義内で紹介する具体的な事例の選択について、参加者全員が興味を持つような事例を選ぶのは難しい。講義を機にいろんな事例を知って勉強してほしい、というスタンスを取るしかない。
・リアルタイムコメント機能でコメントを出した学生に加点するといった措置も考えられるが、「作業に手間がかかる」「とりあえずコメントだけを出すような行為を防げない」といった壁があり難しい。
- 秋学期公開授業:
- 科目:経営戦略データ分析
- 担当教員:北原 敬之
- 実施日時/場所:11月8日(水)10:45-12:15 T402教室
- 参加人数 6名(うち職員1名)
- 秋学期ワークショップ:
- 実施日時/場所:11月8日(水)12:20-12:50 5229演習室
- 参加人数 6名(うち職員1名)
- 〈ワークショップでの意見交換内容〉:
・データ分析の手法を学ぶのではなく、経営について考えるツールとしてのデータを学ぶ、という趣旨の講義である。
・レジュメには最新の情報がたくさん盛り込まれており、その解説を基本とした講義スタイルを採用している。一方、教員と学生、あるいは学生同士のコミュニケーションについては、ムードルのフォーラム機能を活用している。その方がレベルの高いやり取りができるからである。
・成績評価について、かつては学期末試験を課していたが、これだと学生が全体的な理解をできているかが評価しにくいことから、今は小テストとレポートによる評価に切り替えている。具体的には、講義内容のサマリーおよび講義内容に対する意見を2000字以上で書けというものである。
(2)その他研修会等
- 教育の質の保証についての理解促進
- 内容:公益社団法人私立大学情報教育協会では、教育方法、教材開発、大学改革の戦略、教育支援などについてのコンテンツをオンデマンド配信している。多種多様なコンテンツが用意されているが、教員によって直面する問題は異なるため、各自の目的にあった講義を視聴し意見交換を行う。
- 実施期間:5月から7月の間で視聴し、コメントを提出し共有
- 参加人数:25名
- 学部教育FD研修会
- テーマ:就活の早期化とゼミ運営の両立について
- 概要:進路・就職支援センターの豊田氏から以下の事項について説明があった。
・就活のスケジュール(選考の早期化が進んでいる)
・就活の開始時期と内定数などの関係(就活開始時期が早いほど内定者数が多い、など)
・インターンシップの定義や内容(インターン情報が採用に活用されることで、その重要性が高まっている)
・インターンシップ参加までの流れ(夏のインターンに参加する場合、春から準備が必要)
また、質疑応答として以下のようなものがあった。
・スライド資料の内定率について、学外企業と学内の間でなぜデータに差があるのか。
・就職エージェントの内容(実情)について学生に伝えてほしい。
・インターンと授業についての関係について、学生にどのように伝えているのか。
- 実施日:7月19日(水)12:20〜13:00
- 参加人数:26名
- 大学院教育FD研修会
- テーマ:ChatGPTとレポート採点・論文指導について
- 概要:教育支援研究開発センターが実施していた「ChatGPTと大学教育を考える」という研修シリーズの動画を視聴し、意見交換(以下内容)を行った。
・個々の教員による対応だけでなく、組織的な対応も必要だと感じる。例えばベーシックセミナーで生成AIに関するレクチャーを導入するなど。
・「生成AIをこう使ってはいけない」を教えることも大事だが、「生成AIはこうすれば上手く使える」も併せて教えるべきである。例えば、生成AIはES作成に役立つ可能性があり、生成AIを使いこなせる程度の最低限の能力が就職活動に求められる可能性もある。
・便利なツールの適切な使い方を教えると同時に、授業における課題を遂行する意味と、自身の学びにどうつなげるかを今一度強調して伝える重要性をひしひしと感じた。
- 実施日:2023年12月20日(水)12:20〜13:00
- 参加人数:18名
- 〈ワークショップでの意見交換内容〉:
・学部教育FDでの卒業研究(卒業論文)に関する話題提供とその後の意見交換を基に、修士論文の指導について意見交換が行われた。具体的には、各教員から次のような意見が挙がった。
・修士論文では、卒業論文とは異なり、より厳重に引用に注意しなければならない。そのため、コピー&ペーストの文章が含まれないようなチェッカーを導入してもよいのではないか。
・修士論文の指導を、卒業論文の指導と同じように多くの学生に対して実施することはできない。
・修士論文で利用予定の調査方法を扱った先行研究を修士課程の大学院講義で読み解く、という授業を設計している。
- パワーランチ
- 第43回 パワーランチ
講 師:近藤隆史
テーマ:ケースライティング、シミュレーション、ディープラーニング
実施日:4月19日(水) 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者:24名
- 第44回 パワーランチ
講 師:岡部曜子
テーマ:経営と言語コスト
実施日:5月17日(水) 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者:20名
- 第45回 パワーランチ
講 師:上元亘 先生
テーマ:サービス消費におけるカスタマー・トランスフォーメーション研究に関する展望と課題
実施日:6月21日(水) 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者:22名
- 第46回 パワーランチ
学部教育FDとして開催
- 第47回 パワーランチ
講 師:新田隆司 先生
テーマ:組織と組織とをつなぐ個人の役割─信頼関係の構築とイノベーション─
日 時:9月20日 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者:15名
- 第48回 パワーランチ
講 師:宮永健太郎
テーマ:新書執筆こぼれ話
日 時:10月25日 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者:13名
- 第49回 パワーランチ
学部・大学院教育FDとして開催
- 第50回 パワーランチ
講 師:中野幹久(共同研究者:佐々木利廣)
テーマ:ふろしきメーカー 山田繊維の事例研究(現在進行中)
日 時:3月15日 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者:11名