令和5年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

初年次生向けの導入科目「マーケティング入門」(春学期、担当教員:上元 亘、月 3)および3年次以上の専門応用科目である「経営戦略データ分析」(秋学期、担当教員:北原 敬之、水 2)を対象として、「公開授業」および「ワークショップ」を実施し、授業運営上の問題や工夫などの情報共有を行う。

(2)目的

コロナ禍のオンライン授業によって、教員がICTを活用する機会が増えたが、今後は授業においてより積極的にICTを活用していくことが求められる。そこで、学部として下記のように取り組む。
第1に、初年次生向けの基盤科目については、学部教育の基本となる内容かつ必修科目であるという点、専門応用科目については、教授内容が高度かつ専門的になることを考慮して、担当教員間での意見交換の場を適宜設けて、授業運営上の問題を早期に解決するとともに、教育の質の向上を図る。
第2に、授業でのICT活用について、さらなる工夫・情報共有の機会を持ちたい。コロナ禍において、オンライン授業には教員・学生共に慣れてきたといえる。一方で、オンライン授業含むICTに必須となるアプリケーション、ハードウェアについては目覚ましい進展がみられる。教育の質向上のためには、続々と生まれる新手法や動向についても常にキャッチアップしていくことが必要となる。これについては今年度も対面授業とのセットで開催されるワークショップ(情報交換会)で取り組んでいきたい。
第3に、学生からのフィードバックである「学習成果実感調査」の結果を、個別教員ごとにデータを集計して個別に開示(学部教育の平均と個人点のデータ開示)することによって、教員による学習成果の確認と自発的な授業改善を促進することを図る。

(3)期待する効果

上記の第1と第2の活動からは、授業運営上の問題や工夫などについて情報共有と必要に応じた早期の問題解決および教育の質向上および均質化を期待することができる。また、第2の活動からは、日々進展する遠隔授業の新たな動向を授業に取り入れることが期待できる。第3の活動からは、教員が担当する個々の科目の授業改善、公開授業などを通じた情報共有による教育の質の改善を期待することができる。
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