令和2年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

授業に関する教員間の情報共有とその活性化および充実化—新学科移行にともなって設置した導入・基盤科目を中心に—

(2)目的

上記を重点テーマとして、昨年度に引き続き、下記の取り組みについて、以下の目的をもって取り組む。

第1に、新学科への移行にともなって設置した、初年次生向けの導入科目を主たる対象として、公開授業およびワークショップを実施し、授業運営上の問題や工夫などの情報共有を行う。
第2に、同様に新たに設置した初年次生向けの基盤科目については、新規かつ必修科目であるという点を考慮して、担当教員間での意見交換の場を適宜設けて、授業運営上の問題を早期に解決するとともに、教育の均質化を図る。
第3に、初年次の少人数科目として設置した「ベーシック・セミナー」については、入学後まもない学生が、学生生活全般にスムーズに入っていけるようにする。具体的には、ガイドマップを使った学びのガイダンス、図書館ガイダンス、就職ミニガイダンス、留学ガイダンス(本年度は、グローバル・マインドを養うためのガイダンスに変更予定)などを予定している。新任教員も本科目を担当することから、担当教員間でメーリングリストを使用して、随時、授業運営上の問題や工夫を共有できるようにする。こうした情報共有を通じて、教育の均質化を図る。令和2年度は、オンラインでの授業となるが、授業運営上のノウハウを蓄積している教員が多いことから、教務委員会と学部教育FD委員を中心に、オンライン授業に関するAPP及び機器操作方法や授業形態などを含んで、教員間でのより一層の情報共有を図る。
第4に、「学習成果実感調査」の結果を個別教員ごとにデータを集計して個別に開示し(学部教育の平均と個人点のデータ開示)、教員による学習成果の確認と自発的な授業改善を促進することを図る。
第5に、新任教員について、例年は春学期に実施していた授業参観を秋学期に変更する。各教員に、見学希望授業を選定してもらい、授業見学・意見交換の場を設け、本学部の教育内容を理解させることで、教育の均質化と教育環境への適応を図る。また、公開授業を通じて全教員間で各授業に関する情報共有を徹底し、学部教育環境への理解と教育の質の改善を図る。

(3)期待する効果

上記1から3の活動については、授業運営上の問題や工夫などの情報共有と必要に応じた早期の問題解決および教育の均質化が期待できる。また、4から5の活動については、教員が担当する個々の科目の授業改善、新任教員が本学の教育環境に適応することによる教育の均質化、公開授業を通じた情報共有による教育の質の改善が期待できる。
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