生命科学部 生命科学セミナーを開催します!(5月25日)

5月25日に学内限定の生命科学セミナーを開催いたします。

最先端の生命科学の話題を生命科学部の教員に紹介していただきます。
お時間のある方はぜひご参加ください。
Teamsでのオンラインセミナーになりますので、チームコード(lfjxegp)を利用して入室してください。

前田 秋彦 教授
京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科(総合生命科学部 動物生命医科学科)

蚊媒介性ウイルス感染を診る
15:00~(講演30分 質疑応答15分程度)司会:本橋

1999年の夏、ニューヨークのセントラルパークで多くの野鳥が死亡した。原因は、蚊が媒介するウエストナイルウイルス(WNV)感染症であった。時を経ず、人への感染が報告され、数年後には人での感染がアメリカ合衆国全土へ拡大した。日本においてもWNVの国内侵入が危惧され、環境中に生息する野生動物におけるサーベイランスの強化など、その対策が急がれた。日本には、WNVと同じフラビウイルス科に属する日本脳炎ウイルス(JEV)が存在する。両ウイルスの抗原性は非常に似ており、抗体保有状況の調査における交差反応が問題となった。当時、私たちはフラビウイルスのリバースジェネティクスを用いてWNVやJEVの転写・複製、病原性の発現メカニズムを分子ウイルス学的に解析していた。その技術的基盤を下に、両ウイルスの感染鑑別法の開発を試みた。本発表では、ウイルス様粒子を用いた中和試験法による感染鑑別について紹介する。

本橋 健 教授
京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科(総合生命科学部 生命資源環境学科)

植物が昼と夜を見分けて光合成を制御する仕組み
15:45~(講演30分 質疑応答15分程度)司会: 前田

植物が光合成を行うことを、皆さんは小学生の頃から理科で習っています。そのため当たり前のこととして受け入れている人が多いようです。植物が昼と夜を見分けて光合成を行うのは、自然なこと(当たり前のこと)なのでしょうか。本セミナーでは植物が昼と夜でどのように光合成を調節しているのか、また、その機能が破綻した場合、どのようなことが起きるのか、最近わかってきたことなどを含めてお話しします。また、私がどのような研究をしながらここまでたどり着いたかもお話ししたいと思います。
日時 5月25日(水)開催(学内限定)
場所 Teamsによるオンラインセミナー(チームコード:lfjxegp)
開場 14:30~(チームコードを利用して入室してください)
開演 15:00~16:30
(録画したものを公開しますので見逃した方や参加できない方はご覧ください。)
(本橋先生分は録画公開しませんので、参加できない方は本橋先生に後日連絡して視聴させてもらってください)
次回は2022年6月29日(15時00分開始)です。
演者:横山 謙(先端生命科学科)、板野 直樹(先端生命科学科)先生
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