【文化学部】下出教授がイタリアにて漆国際ワークショップで講演と実演を行いました!

2025.03.03

文化学部京都文化学科 下出 祐太郎教授が、イタリア・ピサ大学にて開催された、京都大学・ピサ大学主催の漆国際ワークショップ「漆の過去 現在 未来」(助成:東芝文化国際交流財団、豊田理化学研究所 後援:在イタリア日本国大使館)(※プログラム参照)において、講演と実演を行いました。
漆に関わる学芸員、修復家、研究者40人余りが参加しました。イタリア一円をはじめ、英国、ベルギー、スペイン、ポルトガル、オランダ、米国からも参加者がありました。

下出教授は、京都文化学科の教授であるとともに、京蒔絵師として世界的に活躍しています。2011年には、ロンドンのビクトリア&アルバートミュージアムで復元制作品の展示、講演、2016年には、外務省「日本ブランド発信事業」における海外派遣専門家として、ヨーロッパ(イタリア、スペイン、ポルトガル)各国の美術館における講演会やデモンストレーションを行いました。その後もスペイン、ラリオハにおいての漆文化財の修復セミナーに招かれるなど、世界を舞台に活動しています。

2月13日のピサ大学でのワークショップでは、大英博物館キューレーターの発表で、昨年に下出工房で行った漆の練りや漆塗りの体験をパワーポイントで紹介し会場がわきました。下出教授は発表の最後を担当し、講演「蒔絵の技法と歴史的意義」と実演「高台寺蒔絵技術と初期輸出漆器」を3時間超にわたって務めました。発表終了後も実演の片付けに囲みができるほどの盛況ぶりでした。
早速、トリノの美術館やピサ大学が当日の様子をSNSに挙げてくれています。漆に関する講演のオファーが寄せられるなど、今後も下出教授による日本文化の世界への発信は続きます。

イタリアをはじめ各国から参加者があった①
イタリアをはじめ各国から参加者があった②
下出教授による実演と講演の様子①
下出教授による実演と講演の様子②
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