「理学英語講義(物理学): Forefront of Modern Astronomy & Astrophysics」でバーチャルフィールドワークに挑戦!

2024.06.13

2024年5月31日(金)、理学部専門科目「理学英語講義(物理学)」の授業の日、担当教員である理学部 宇宙物理・気象学科 岸本 真 教授は米国カリフォルニアにあるとても有名な天文台で観測中でした。観測所で岸本教授が撮影・作成された動画を、留学生を含む履修生たちは授業開始時間と同時に動画を視聴して、課題「さて私はどこにいるでしょう?」を解き始めました。理学部生はドイツ、カナダ、アメリカからの留学生と共にいつもの教室で英語ディスカッションをして答えを導き出しました。
ディスカッションの様子1
ディスカッションの様子2

課題はさらに「本学にある神山天文台と比較して何が異なるでしょうか?」「この天文台の特別な構成をふまえると、この天文台の技術的および科学的な目的は何でしょうか?」などの専門的な内容へと続きます。ここでも、理学部 宇宙物理・気象学科で学ぶ学部生たちが留学生らをリードし、積極的にディスカッションを行いました。

この天文台は広い敷地に沢山の望遠鏡が並び、実は6個の望遠鏡が長い長い真空パイプで繋がっています。6つの光を同時に重ね合わせて使い、赤外線で世界最高解像度の観測が行えます。岸本教授は動画の中でこの大きな敷地を歩き回り、この特殊な望遠鏡群を紹介しました。学生たちはそれを見ながら、まさに「バーチャル フィールドワーク」に取り組みました。

岸本教授と望遠鏡の1つ
望遠鏡群の一部
この授業は理学部のグローバル・サイエンス・コース(GSC)科目の1つです。宇宙物理学・天文学の現在の研究の第一線を英語で解説しつつ、留学生と一緒に授業を受け、ともに議論してもらうことで、理系の学生が物理学を英語で学ぶ「擬似留学体験」を提供しています。
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