【国際関係学部】海外フィールド・リサーチ研修中!現地レポート(ウタラマレーシア大学①)

2024.03.11

ウタラマレーシア大学のスタッフとの写真
マレーシアのウタラマレーシア大学(UUM大学)で実施する海外FRプログラムについて、現地からレポートが届きました。
マレーシアの海外FRプログラムには、24人が参加しています。
2月17日(土)に日本を出発して現地に3週間滞在し、マレーシア社会の多様性と伝統をテーマとして学んでいます。

ペナン空港に到着後、UUM大学の現地スタッフに温かく出迎えていただき、現地での実習が無事にスタートしました。気候や食事など日本とは大きく違いますが、多文化・エコツーリズム体験などのプログラムを楽しく体験しています。
マレーシア ペナン国際空港に到着
アジアの多文化を体験する授業では、マレーシアで多数派を占めるイスラム教について学びました。
モスク(イスラムの礼拝所)で実際の礼拝も見学しました。世界第2位の信者を有するイスラムの実態に触れる貴重な体験でした。
イスラム教の授業の様子
モスク(イスラムの礼拝所)
授業以外の日々の生活の中でも、新しい発見や学びがあります。
例えば、ランカウイ島のビーチに行った際には、ムスリムの人々がヒジャブを被っていました。海や川に入る時はどうするのかと疑問のままマレーシアに来ましたが、皆付けたまま入っていました。
お祈りの時間を見させてもらった時に、日本では神社などで手や口を清めますが、ここでは頭、靴を脱いで足、首、肩までの手で洗える全ての部分を洗うことに驚きました。
しかし、意味を聞くと清めの意味なので宗教は違えど人々が考えることや習慣には一貫した部分もあると思いました。
日本でWEBで検索する光景とは違う宗教の違いを、現地だからこそ観れていることがとても貴重な経験です。

また、マレーシアは多数派イスラム教徒以外にエスニシティや宗教の多様性が注目されます。
多民族国家のマレーシアにとって互いを尊重・理解し合うためにmoral valueが非常に大切だということを学びました。
ランカウイ島のビーチ
宗教の多様性について学んでいる時の写真

マレーシアと日本の歴史的関係についても学びました。
War museum に行った際には、戦争中のマレーシアや日本、イギリスの様子の再現を見て戦争がもたらす恐怖の大きさを改めて感じ、戦争の恐怖は語り継がれていく必要があると思いました。
また、陸路の国境越えを体験し、タイの国境近くのHadyai Cityを訪問し、文化や社会の違いを実感しました。

タイにあるモスクに行った際には、タイ語、アラビア語、英語の表記が見られるのも興味深かったです。
2月29日から3月2日までランカウイ島へ行きました。ランカウイ島は観光地なので、マレーシア国外からの観光客と思われる人々もよく見かけました。

War museum
Hadyai City
タイにあるモスク
ランカウイ島で撮影した写真
マングローブツアーでは、マングローブを見るという夢を叶えられたので嬉しかったです。
野生の猿も沢山いて、広大な自然に触れることができて感動しました。マングローブ林の保護は、注目される環境保護政策の一つであり、今後もこの綺麗な自然を残し続けるために、私たち人間が何が必要なのかを考えるきっかけになりました。
残り期間も調査を続け、充実した日々を送っていきます。
マングローブ
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