学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。

今回は、フランスのリヨンカトリック大学に交換留学中の、国際関係学部4年次 乾 浩貴さんに話を聞きました。

私は、内定をいただいている就職先（IT系の会社）に関係するプログラミングやExeclなどの基本的なITに関する内容や、ビジネスに関する知識を深めたかったため、フランスのリヨンカトリック大学を選びました。また、将来は海外、もしくは海外の人とお仕事をしたいと考えているため、海外での実践的なビジネス展開の方法を学べるということにも魅力を感じました。

2023年8月28日	リヨン到着
8月30日	オリエンテーション
9月4日	1st Semester開始
10月30日～11月5日	Fall Break
12月18日～24日	期末試験
12月25日	Fall Semester終了

私は、ビジネス系の授業を5つと、フランス語の授業を1つ履修しました。授業を受けて感じた日本との授業の違いは、こちらの授業の方が圧倒的にディスカッションをする機会が多いということです。私が履修していた「Market Reserch」や「Doing Business Abroad」などの授業では、グループでプロジェクトを進めていく授業だったため、グループ内で常にコミュニケーションをとり続けることが必要不可欠でした。私は、留学前に毎日オンライン英会話をして、スピーキングを鍛えていましたが、実際の授業では主にビジネスに関する内容が多かったため、語学力と合わせて専門分野に関する知識も今まで以上に学ばないといけないと痛感しました。そこで、ディスカッションに積極的に参加できるように特に専門分野について英語で話せるように努力しています。フランス語の授業では、基本的な現在形や過去形の分の作り方や、数字の数え方、また、カードゲームをしたりなど毎回楽しい雰囲気で授業が行われていて、個人的に履修していた授業の中で一番好きな授業でした。

フランス語の勉強を本格的に始めました。大学では週1でフランス語の授業がありますが、それだけでは不十分でDuolingoというアプリで学習を進めたり、フランス語のYouTubeを見て、基本的なフレーズを毎日学んでいます。また、日本のことが大好きなフランス人の友達がいるので、お互いの言語を教え合ったりしています。さらに、私はシェアハウスでフランス人と一緒に暮らしていたため、彼らにフランス語でわからないことがあったときに、質問をしたりして、フランス語への理解を深めていました。

フランス語を本格的に勉強していきたいです。理由は、僕はシェアハウスに暮らしているのですが、他のルームメイトはほとんどフランス人でフランス語が彼らにとっての第一言語だからです。彼らは英語も話せますが、やっぱりフランスに来たからにはせめて日常会話だけでも話せるようになり、現地の人と現地の言語でコミュニケーションをとれるようになりたいです。大学でフランス語の授業を履修していますが、週に一度しかないため、本気で上達させるには授業の予習復習はもちろん、自学自習も必要だと思います。なので、フランスの子ども用のYouTubeや、フランスで人気の音楽、言語学習アプリのDuolingo等での学習を通して、日常会話がある程度とれるレベルまで、フランス語を向上させたいです。

これから留学を考えている方々は、ギリギリまで挑戦をあきらめないで、頑張り続けてほしいです。私自身は、新型コロナウイルスの影響で3年時の夏に参加した海外フィールド・リサーチを経て、長期留学に行きたいという気持ちが芽生えましたが、就職活動との兼ね合いなどで、半ば留学は諦めていました。しかし、人生一度きりで社会人になると自由な時間が、大学生と比べて極端に少なくなり、このまま社会人になっても後悔すると思い、4年の秋学期で留学に行くことを決め、英語の勉強と就職活動を両立して、なんとか今回の留学を掴み取ることができました。実際にフランスに来て、毎日文化や言語の違いに悩まされたり、海外の友達の言っていることが100％理解できないといったことは頻繁に起きていますが、徐々に慣れてきていることも実感でき、言語力の向上や海外での生活の仕方などを日本にいるだけでは経験できない貴重な体験をできていることを強く実感しています。これから留学を考えている方々は、最後まで挑戦をし続けて、留学の機会を掴み取ってください！応援してます！