【外国語学部】「ドイツ語海外実習を通して」山岡 里緒さん

2024.05.24

3月3日伊丹空港から羽田空港、ヘルシンキ空港、フランクフルト空港を経由しフライブルクへ行きました。私は初めての飛行機、海外渡航だったのでとてもワクワクしました。

フランクフルト空港に着いたとき、耳に入ってきた言葉はもちろんドイツ語。私はドイツ語を勉強して、まだ1年経っておらず1か月ドイツで生活して行けるかとても不安になりました。渡航前までのワクワクが消えてしまい初日は不安いっぱいであまり寝ることが出来ませんでした。

現地到着の翌日からフライブルク大学での語学実習が始まりました。ドイツ人の先生の授業は日本でも受けていたのでついていくことが出来ました。しかし、私の入ったクラスはA2.1で、日が経つにつれて習っていない単元が増えていきました。必死についていこうと試みましたが、やはり実力が足りず、先生の助言もあったのでクラスを1つ下げてもらうことにしました。
日本人の多いクラスでしたが、先生はとても親切で分からないことがあれば、すぐに助けてくださったので授業はとても分かりやすかったです。
また、先生のお誘いで平日の夕方にクラスメイト全員で食事会に行ったり、ワインやぶどうジュースの試飲会に行ったりしました。

授業は平日の午前のみだったので午後からはフライブルク市内を散策したり、遠出をしたりしました。私はクラシック音楽が好きということもあり、バーデン=バーデンにある「Brahms Haus(ブラームスハウス)」へ行きました。また国境付近の街のため、休日はフランスのコルマールやスイスのバーゼルにも行きました。国境付近とはいえ、やはり国境をまたぐと国の文化の違いや建築物の違いを少し感じました。日本では味わえない感覚で貴重な体験が出来たと思います。

コルマール(フランス)の街並み
バーデン=バーデンにあるBrahms Haus(ドイツ)

日常生活では分からないことや疑問に感じたことは積極的にドイツ語で聞くようにしていました。ドイツ語で分からないときは英語で補おうとしましたが、私の寮のルームメイトは英語が全く話せなかったので翻訳機を使って会話をしました。ただ、時々おかしな翻訳になり、ルームメイトと首を傾げたり「面白い翻訳だね」と笑ったりしました。

また、私は拙いドイツ語しか話せなかったけれど、ドイツ人はすごく親切で親身になって理解してくれようとしたり、困っていたらすぐ助けてくれたりと本当に沢山の方にサポートをしてもらいました。
私はこの経験を通して困っていたら「分からない」「助けてほしい」とはっきり言うべきだと感じました。ドイツ人は日本人と違いハッキリものごとを伝えるので、ときどき傷つくこともありました。しかし、とてもフレンドリーで優しい方が多かったので、心地よく生活が出来たと感じています。

今回1か月間の海外実習を通して、日本の大学の授業だけでは味わえない様々な経験をしました。この経験を活かし、今後の生活などにつなげていこうと思います。

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