【外国語学部】「留学体験記 ドイツ フライブルク大学」田中 栞さん

2024.05.24

私はこの春、4週間ほどドイツのフライブルクという都市にあるフライブルク大学に語学実習に行きました。

語学実習に行くことを決めた当初は、これまでドイツ語専攻の授業で学んできたことを現地のドイツに行き実感したかったからというのが大きな理由でした。そのため都市にこだわりもなくフライブルク大学で学ぶことに決めました。しかし実際行ってみて、都市ごとで文化や人柄などに大きく差が出ると感じました。フライブルクでの生活は新たな発見と学びが大きく、今後の人生においても大きく影響を及ぼすだろうと感じました。

大きな学びの一つは授業です。日本人の多いクラスでしたが、先生はドイツ語と英語を話し、授業形態も日本とは違いました。一番の違いは発言する機会の多さです。日本の講義的な授業とは違い、生徒主体の学びがメインであると感じました。それぞれ良し悪しがあり適材適所であると感じましたが、今までの授業と違う形態で学ぶのは新鮮で刺激的でした。

二つ目の学びは文化の違いです。文化の違いというのは言葉で理解はしていても、実体験として体験するのとでは大きく差があると感じました。飲食店での多くのマナー(店員を呼んではいけない、チップの払い方など)に戸惑い、その場で調べたり聞いたりして解決していくのは自分の経験として蓄積されていきました。それと同時にほかの国や地域の文化にも興味がわきました。

三つ目の学びは人柄です。授業の初めに先生から、ドイツ人へのステレオタイプを聞かれました。ビール好き、勤勉、笑わない、パンをよく食べるなどネットで見た情報や授業で聞き覚えがあるような憶測がたくさん出されました。このステレオタイプについて4週間の生活から考えるとおおよそあっているものや人それぞれのものなどさまざまな見解を得られました。
ドイツ人もそれぞれの性格があり、大きくまとめることはできても人それぞれであることには変わりないのだろうと感じました。犬を飼っている人に「写真を撮ってもいいですか」と聞くと笑顔で犬に指示する人や恥ずかしそうにする人など、それほど日本と変わらないと実感しました。

これらの学びから私がドイツに持つイメージはより現実的に、そしてより魅力的なものに変わりました。
私にとって最高の経験だったと断言できます。

先生とクラスメート
レストランでの会食 
街で見かけた犬
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