【外国語学部】「ドイツ語短期留学を振り返って」下川 日向さん
2024.05.24
私はドイツでたくさんのことを感じ、学びました。
到着した次の日からドイツのフライブルク大学で、授業を受けることになりました。授業ではドイツ語の文法や、単語の意味、使い方などを学びました。先生はとても優しく分からないと英語で分かりやすく教えてくれました。
金曜日の週末には先生がレストランに連れて行ってくれました。そのおかげでクラスメイトとも仲良くなることもでき、ドイツのレストランを経験する貴重な体験となりました。Dirk先生には本当に感謝しています。
昼食では、大学の学生食堂であるMENSAに食べに行くほかに、ミュンスター大聖堂の下で行われている市場で食べることもありました。MENSAの食事は日替わりで毎日メニューが変わっていたのですが、美味しい時もあれば自分の舌には合わない料理が出てくる時もありました。特に少し驚いたのはヴィーガン用の食事が出てきた時です。野菜ばかりのパスタなどで美味しくないなと感じることもありました。しかしこれはたくさんの留学生がくる海外の大学ならではの経験だと感じました。
昼食と夕食は基本的にスーパーで調達していました。スーパーは基本的には日本のスーパーと変わりませんでしたが、飲み物がとにかく安かった印象がありました。私は炭酸水が大好きなので炭酸水が炭酸の入っていない水よりも安く売られているのを見て歓喜しました。他にもビールが水よりも安く売られており、ドイツを感じました。
朝食については、初めの1週間はフルグラのような牛乳を入れて食べるものを食べていました。とても美味しく、毎朝2食食べていました。2週間目からはパンに蜂蜜を塗り食べるようにしていました。パンもすごく安く売っており、節約するのにとても助かりました。
ドイツにいる時は当たり前ですが、全てがユーロ表記になっており、3ユーロなどと書かれていると安いなと思ったのですが、よくよく考えると500円ぐらいとなり、そんなに安くないとあとから気づきました。
夕食には日本食を食べる時もありましたが、基本的にはパスタを食べていました。たまにピザを食べたり、パン屋さんのパンを食べたりする時もありました。ドイツの食生活は自分にとってあっていると感じました。MENSAの食事は口に合わない時もありましたが、一般的なレストランやスーパーの食事はとても美味しく幸せでした。
私は学生寮で4人部屋の部屋に1カ月間住んでいました。男子学生のテオと女子学生2人と住んでいたのですが、休暇中に女の子は家に帰っていたので、最後の1週間しか会えませんでした。私はとても緊張していて、初日はほとんど話せなかったのですが、テオは私によく話しかけてくれ、とても優しく接してくれました。
数日経ったある日、私はルームメイト達に食事に招待されました。そこではボロネーゼを作って出してくれました。食べながら3人のルームメイトは何回も質問してくれたり話しかけてくれたりしたので、私も頑張って話してみたいと思うようになりました。部屋の中では何度かハプニングが起こったのですが、その度に優しくルームメイトは教えてくれて本当に嬉しかったです。
最後の日に、私はお礼としてテオに日本のご飯を使ったオムライスを作ってあげました。2人でオムライスを食べながら趣味の話やこれからどうするのかなどさまざまな話をすることが出来ました。
私は今回のドイツ短期留学で普段は出来ない様々なことを体験することができました。
行く前の自分は今回の短期留学に申し込んだことを少し後悔していました。本当にルームメイトとしっかりコミュニケーションが取れるのか、授業にはついていけるのか、みんなとは仲良くなれるのかなどの不安があり、行くのをやめればよかったなと考えたこともありました。ですが今は全くそう思いません。私は海外の人とコミュニケーションを取るのが怖くて、最初はほとんど話さないようにしようと思っていたのですが、ルームメイトや先生のおかげで頑張って話してみようと考えるようになりました。自分の気持ち全てを外国語に変換することが出来ず、とても悔しい思いをしたので、今ではさらに勉強して次こそは自分の思いを全て外国語に変えて話せるようになりたいと考えています。
そしてこれからは長期留学を目指して勉学はもちろん文化などにも目を向けて学んでいきたいです。