【文化学部】第2回「〈文化〉を語り合う夕べ」を開催しました!!

2024.12.24

11月25日(月)、文化学部の学生と関西圏で事業を展開されている企業担当者が対話を通じて〈文化〉への理解を深める「〈文化〉を語り合う夕べ」を開催しました。このイベントは、本学共通教育推進機構の松尾 智晶 准教授と文化学部の久米 裕子 教授が企画し、久米ゼミ(中国思想)を中心に大平 睦美ゼミ(教育工学)、梶原 洋一ゼミ(西洋中世史)、成田 智恵子ゼミ(伝統工芸)の学生も加え、のべ30人の学生と、いしかわ竹乃店様、オーシャン貿易株式会社様、株式会社塚腰運送様、株式会社鶴屋吉信様、株式会社福井製作所様、HOTEL THE MITSUI様、ワタキューセイモア株式会社様(以上50音順)の7社と京都企業人材確保センターの担当者の方々が参加されました。

イベントの様子 熱心に取り組む学生たち

京都文化学科では、「京都の地で、京都文化を学び、世界へ発信する」をモットーに、京都の歴史や文学、観光や伝統産業、さらには京都文化を発信するための英語について研究を進め、国際文化学科では、「文化を識れば、世界が見える。世界が変わる」をモットーに、「歴史」「思想」「文学・芸術」を軸に、「アジア」「アメリカ」「ヨーロッパ」の多様な〈文化〉を研究しています。そして文化学部の卒業生たちは、大学で学んだ〈文化〉に関する知識と教養を社会で大いに生かしています。

企業担当者と学生のグループワークの様子

今回のイベントでは、昨年度に引き続き〈文化〉を大切にした事業展開をされている企業の方々と学生たちが、〈文化〉をテーマにフラットに語り合いました。ペアワーク、グループワークを通じて学生は日頃の学びやこれから学びを深めたい〈文化〉について語り、企業の方たちには自社において大切にされている〈文化〉や、事業を通じて〈文化〉とどのようにかかわり尊重しているかを語っていただき、就職活動とは異なる視点での交流を深めました。

当日の活発なディスカッションの場では、学生の研究テーマに興味津々で質問をされる企業の方々の姿、また、企業の方々の提案や現在取り組んでおられる事業について学生が鋭い提案をする場面などがみられ、相互に刺激を得られたひとときになったようです。

グループワーク メモを取りながら真剣な様子

企業の方々に対して事後に実施したアンケートでは、「学生の皆さんが人と話すことに概ね慣れておられて素晴らしいことと感じた。また文化学部の特性か、皆さんなんでも興味を持つ学生が多く、素敵な学部と感じた」、「自身が研究されている内容を熱心に伝えようとしてくれており、こちらも大変興味を持つ内容ばかりでした。また、気になることも積極的に質問していただきましたので、お互いに有意義な時間となりました」などの好意的なコメントと、満足度100%の評価をいただきました。

参加した学生もはじめは緊張の面持ちでしたが、次第に雄弁に自らの見解を語り、日頃の文化学部での学びの奥深さ、面白さをあらためて実感し、自信がもてる機会になったようです。事後のアンケートでは、参加学生のほぼ全員が「楽しかった」、「学びがあった」、今後の学部の学びや社会に出て働くことに対して「意欲が高まった」と回答しました。また、「さまざまな職種の方と関わることが出来て刺激的だった」、「企業の方たちが自分の研究内容に興味を持って話を聞いてくださったので、対話を楽しむことができた」、「文化についての学びを生かせる場は、思った以上に多いことに気付くことができた、自分の研究テーマにしっかり取り組んでいきたい」、「文化学部の魅力を再認識できた」などの感想が寄せられました。

今回の企画は、学生には日頃の自分たちの学びを言語化し、文化学部の学びが社会とつながっていることを実感する機会となりました。

文化学部では今後も〈文化〉の価値と魅力を研究・発信しながら、その社会的意義を探究しつづけ、「卒業後の人生全体を見据えたキャリア教育」を実践していきます。

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