【理学部】物理科学科の学生がゼミ活動支援制度を利用してHORIBA Raman Schoolに参加しました
2023.07.10
理学部物理科学科では4年次生の卒業研究として専門分野の研究に取り組んでいます。
物理学特別研究1・2(鈴木研究室)では、ここ数年継続して、リチウムイオン電池やディスプレイなど広く活用される単層カーボンナノチューブの分離精製条件の検討に取り組んでおり、得られた単層カーボンナノチューブの分光学的評価を行うために、ラマン分光装置を用いています。
株式会社堀場テクノサービスで、2023年6月21日(水)に開催されたHORIBA Raman Schoolへ、鈴木研究室の4年次生2名がゼミ活動支援制度を利用して参加しました(会場参加1人、オンライン参加1人)。
[プログラム]
招待講演: 新時代を迎えたラマン分光法
ランチョンセミナー:HORIBAラマンの最新トピックス~ラマンイメージング装置LabRAM Soleil~
講演:ラマン分析のコツ~条件設定からデータ整理、解析まで~
このRaman Schoolを受講することにより、4年次生はラマン分光法の基礎から最新の応用例まで学ぶことができ、また具体的にラマン分光装置を使用する際に気をつけなければならない点について理解を深めることができました。

講演会終了後、会場参加者に対しては、引き続き堀場テクノサービスのラボツアーやミキサー(懇親会)が開催され、最新機器の見学や参加者同士の交流を行うことができました。堀場製作所には、鈴木研究室出身OBも1人在籍しており、懇親会の場では会場参加の4年次生に、卒業研究に取り組んでいた当時の様子など話してもらうことができました。
学外での活動を支援するゼミ活動支援制度を利用することにより、4年次生は通常の授業とは違った、専門分野のより深い知識の修得の機会を得て、様々な刺激を受けることができます。