KSU英語教育研究会を開催しました
2023.11.02
本学の卒業生の英語教員と、英語の教職を目指す在校生とが集まって、「英語教育」をテーマに講演を聞いたり、グループディスカッションをする機会=KSU英語教育研究会を、9/30 (土) 本学サギタリウス館で開催しました。当日は30人の熱心な参加者が集まりました。
今年のプログラムは、筑波大学 卯城 祐司 教授による「英語リーデイングの謎」という招待講演、本学文化学部 小川 知恵 准教授による「スピーキング指導と評価」という特別講義、京都成章高等学校でこの春から英語教員となった卒業生の佐々井 晴香氏の「教員1年目1学期の奮闘記」という実践報告の3つの発表、その後は、グループに分かれてのディスカッションという内容でした。

卯城教授のご講演は、まず問いかけがあり、参加者が考えて、それから説明があるというスタイルで、ただ話を聞くだけでなく、アクティブに参加する形でした。
内容も、目から鱗のReading指導や語彙の指導、離島での熱血教師体験談など、教員を目指す人にとって、有益な興味深い話ばかりでした。さすが日本の英語教育界のリーダーたる人で、素晴らしいご講演でした。
内容も、目から鱗のReading指導や語彙の指導、離島での熱血教師体験談など、教員を目指す人にとって、有益な興味深い話ばかりでした。さすが日本の英語教育界のリーダーたる人で、素晴らしいご講演でした。
更に、小川准教授のspeaking活動を進めるための具体的なタスクの話、佐々井氏の現場に出たばかりのフレッシュな視点からの話、どれも、実践的な内容で、将来教育現場に出て行こうとする学生たちにとって、有益な話になったのではないでしょうか。
ディスカッションタイムは、5、6人の小グループで活発な議論が行われ、最後にはその内容を全体にシェアしてもらいました。以下にアンケートの自由記述の内容をいくつか紹介します。



アンケートの自由記入欄より
- バランスのよいプログラム、素晴らしい発表内容で充実した学びの機会でした。新任教員の方の率直な実践報告も、教育現場の若手の状況がわかってよかったです。
- これから英語を教えていく立場としてどんなことを意識して指導したら良いのかたくさんヒントを貰ったので今後活かしていきたい。
- バラエティーに富んだ楽しい講演会だった。特に卯城先生の講演では、参加者が問題に挑戦できたので、レクチャーの内容を実感することができた。
- 久しぶりにキャンパスを訪れることができ、現在の美しい校舎を見ることができたのもよいチャンスとなった。
2019年以来の対面での研究会となりましたが、やはり同じ場所に集まって、講演を聞くこと、小グループでお互いの顔を見ながら話をすることにより得られるものは、大きいと感じました。来年も更に多くの卒業生、在学生が参加してくれることを願います。
