【文化学部】2023年度「観光文化学PBL2」始動!チーム活動を通じた地域課題の解決

2023.09.22

9月20日(水)に2年次生対象の文化学部専門教育科目「観光文化学PBL2」の初回授業が行われました。「観光文化学PBL2」では、行政や企業などと連携しつつ、観光文化学分野の地域課題の解決に取り組みます。受講生は授業を通じて、多様な人たちと協働する経験や仕事に対する実践的な取り組みを経験することによって、将来のキャリア形成に必要な基礎力を身に付けます。
初回授業では今年度の課題提供機関である京都伝統産業ミュージアムの八田誠治氏と公益社団法人京都府観光連盟の四辻清美氏に来学いただき、それぞれ受講生に対して提供課題の詳細をご教示いただきました。
それぞれの課題について、説明を行う八田氏(左)と四辻氏(右)
八田氏からは京都市の伝統産業の特徴や現状についての説明がありました。京都では国指定の西陣織や京友禅、京焼・清水焼、京漆器などの17品目に加え、京都市が独自に指定したものを含めて、全部で74品目を市の伝統産業製品として指定しています。京都特有の分業制の在り方や他産地との差異など、学生たちは普段中々知ることのできない情報に熱心に耳を傾けていました。
四辻氏からは京都府域の観光動向と「もうひとつの京都」についての説明がありました。もうひとつの京都とは、「海の京都」「森の京都」「お茶の京都」「竹の里・乙訓」の4エリアを指します。学生たちは統計資料などをもとに今年度の課題解決対象地域となる八幡市の観光の現状を学び、京都市外への観光誘致方法について考えを巡らせていました。
次週以降はいよいよ本格的なチーム活動がスタートします。11月中旬の中間報告会、そして来年1月上旬の最終報告会に向けて、チームごとに計画を立てて現地調査やインタビュー調査などに挑戦します。学生たちはどのように課題に取り組み、どのような成果を上げるのでしょうか。今後の動向についてもキャンパスフラッシュで引き続きお伝えしていきます。
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