【文化学部】シンポジウムを開催しました!!

2023.12.28

12月3日(日)、文化学部では、シンポジウム「日本の食文化の現在(いま)と京都-生活文化」としての食-」をキャンパスプラザ京都で開催しました。
2013年ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録され、全世界に和食ブームが起きると同時に、国内ではあらためて食を文化面から理解しようとする気運が高まっています。来年には「伝統的酒づくり」がユネスコ無形文化遺産に登録される見込みです。本シンポジウムは、私たちの生活の豊かさに欠かせない食と酒をめぐる文化について、歴史はもとより、政策的な課題、提供する側の苦労、世界に対する普及活動の実態など、「日本の食の文化」について探るべく開催されたもので、約150人の方にご参加いただきました。

総合司会は、文化学部生の2人が担当し、最初に黒坂 光学長の挨拶の後、文化学部 村上 忠喜学部長から、文化学部のこれまでの活動、京都の地における“文化”への取り組みやシンポジウムの趣旨について、紹介しました。

第1部の基調講演では、文化庁 文化財調査官(食文化部門)大石 和男氏より、「文化財としての食文化とは」をテーマに、ご講演いただきました。講演は無形登録文化財としての評価から日本の食文化の本質やすばらしさを教えていただけるお話でした。

大石氏による基調講演

第2部のパネルディスカッションでは、料理研究家 大原 千鶴氏、京料理萬重3代目田村 圭吾氏、株式会社増田徳兵衛商店14代目 増田 徳兵衛氏、文化庁参事官(生活文化創造担当)付文化財調査官吉野 亨氏をパネリストにお迎えし、それぞれの専門の切り口からご講演いただきました。

その後、第1部で基調講演いただいた大石氏にも参加いただき、村上学部長も登壇し、文化学部 笹部昌利准教授の進行により、パネルディスカッションが行われました。
パネリストの方々のご講演テーマである「京都の日常食」・「海外の日本食事情」「日本酒」・「祭り・行事に見る伝統的な食文化」・「郷土食をめぐる文化事情」の内容を基に質疑応答・意見交換が行われ、会場は時折笑いに包まれるなど、和やかな雰囲気のなか、進められました。

 

左から笹部氏、村上氏、吉野氏、増田氏、田村氏、大原氏、大石氏
ディスカッションの様子
最後に近藤 剛副学部長より、閉会の辞を述べ、シンポジウムは幕を閉じました。

京都産業大学では、今後もさまざまなイベント開催します。ぜひ、ご参加ください。

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