【理学部】数理科学科 談話会を開催しました(11月30日)

2022.12.16

2022年11月30日(水)に「数理科学科 学生向け談話会」を開催しました。

今回の談話会は、長崎大学情報データ科学部から加葉田雄太朗氏をお招きし、「平面曲線族の不変量とKoenderink 型公式への応用」というタイトルでご講演いただきました。

講演は特異点や曲率などの基本事項の説明から始まり、「曲面上に描かれた曲線族の情報から、曲面の情報が得られるか」という研究テーマと、それに対する研究成果の紹介へと続いていきました。学生にとって馴染みのない概念については、図を多く取り入れた直感的にわかりやすい説明をされていたのが印象的でした。特に、スライドに時折現れる錯視を含んだ写真やアートは目を引くものがあり、そのような対象を捉えることのできる数学の魅力や面白さを、参加者は感じたのではないかと思います。

今回の談話会は感染症対策をした上での対面開催に加え、Zoomを用いた配信も行い、盛況のうちに終了しました。今回の談話会が学生の勉強・研究の意欲向上に繋がれば嬉しく思います。

※ 談話会は、学内教員や研究実績のある研究者を招聘して定期的に講演会を行うことで、理学の最先端の研究内容に触れ、研究意欲の促進、教育・研究の質的向上を図ることを目的として実施しています。参加は教員だけでなく、学部生、大学院生、その他一般の方々も可能です。

講演の様子
学生からの質問の様子
加葉田雄太朗氏(右側)は、本学 理学部 緒方勇太准教授(左側)と共同研究もされています
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