2022（令和）4年12月9日2時限目、理学部のFD活動の一環として、理学部数理科学科所属の中嶋祐介助教による「代数学・幾何学IB」の公開授業を実施しました。授業は、Teamsでも配信するハイブリッド授業で行い、会場・オンラインで合計14名の学部教職員が参加しました。

授業では、最初に前回の復習が軽く行なわれました。前回配信の授業動画を利用して復習を行い、その後は、iPadに文字を書きながら解説し、学生に合わせたテンポで授業を行いました。中嶋助教は学生の理解度を確かめつつ授業を行い、学生も熱心にノートを取っていました。授業の最後には今回の授業から続く次週以降の内容も紹介され、教科書を読むだけではわからない背景も多く語られたため学生の興味と期待を高揚させる内容でした。

授業終了後、昼休みの時間を利用して、授業についてのワークショップを行いました。理学部の公開授業では、学生もワークショップに参加できます。参加学生からは「授業が丁寧でわかりやすい」、「問題の難易度もちょうどいい」といった意見が出されました。その反面、iPadの利用により提示される画面が少ないため、直前の内容を参照しにくいといった課題点もあげられました。ワークショップに参加した教員からは、参加した学生に対して授業進行についての質問が行われ、FD活動の中で、学生にとっても大学での学びを考える場となりました。京都産業大学理学部では、今後もFD活動を通して、学生と一体となって授業改善に取り組んでまいります。