理学部の二間瀬教授が執筆した一般書が出版
2022.02.21

2022年2月に、理学部の二間瀬敏史教授が執筆した『ブラックホール 宇宙最大の謎はどこまで解明されたか』(中公新書)が出版されました。
《著書紹介》
ブラックホールとは、重力がきわめて強く光すら脱出できない天体だ。原理は18世紀には考え出されたが、長く存在証明は困難だった。本書は前半で、存在が確認されるまでの歴史をたどりながら基礎をわかりやすく解説。後半では、最先端の物理学からブラックホールの内側に迫る。「別の宇宙」と、そこへの抜け道である「ワームホール」、さらには熱力学との関係など、さまざまな謎を解き明かす。面白く不思議な、最新の宇宙論。
二間瀬教授のコメント
宇宙にブラックホールほど不思議な天体は存在しません。最近の観測では、宇宙には大小さまざまなブラックホールが予想以上に存在していることがわかっており、ブラックホールなしにはこの宇宙を理解することはできません。実は、ブラックホールが注目されているのは、天文学だけではありません。私たちの存在、この宇宙の存在そのものを理解する鍵となっているかもしれないのです。そんな不思議なブラックホールをもっと知りたければ、ぜひ本書を読んでみてください。