次世代研究者挑戦的研究プログラム「生命科学マネジメントコース」を開催しました

2023.01.10

2022年12月21日(水)に、「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の育成コンテンツ「文理共創プログラム」の一環として、法学部の髙嶌 英弘 教授により、「生殖補助医療の現状と課題」と題して講義が行われ、大学院生7名、学部生8名、合計15名が参加しました。
この講義は、生殖補助医療の意義と種類の概説から始まり、人工授精・体外受精をめぐる問題点、およびわが国の生殖補助医療の歴史と最近の判決について解説を加えた後、2022年に制定された「生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律」の内容を検討するという順序で進められました。そして最後に、同法によっても問題は解決されたとはいえず、今後も継続的な検討が必要であることが指摘されました。
生殖補助医療の問題点は、今後の社会を形成していく若年層の皆さんにとって非常に重要なテーマであり、研究と社会の関わりを考える上でも、社会人としての基礎的な素養を高める上でも、よい機会となりました。
講義の様子

本学は、科学技術振興機構(JST)が公募しました「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択されました。

このプログラムは、博士後期課程学生による既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な研究を支援するとともに、生活費相当額を支給することで学生が研究に専念できる環境を整備し、併せて優秀な博士後期課程学生を多様なキャリアパスで活躍できる博士人材へと導く事業です。

これを受けて、本学では、「トランスファラブルスキルを身に付けた科学技術を牽引するリーダーの育成」を目指し、選抜した優秀な博士後期課程学生へ様々なキャリアパス支援に向けた取り組みを行っていきます。

お問い合わせ先
京都産業大学 教学センター(大学院担当)
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
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