プログラムで目指す博士人材育成ビジョン
2021年度に始まった、「トランスファラブルスキルを身に付けた科学技術を牽引するリーダーの育成」から更なる発展を目指し、2024年度からは、「将来の社会を担って立つ博士人材の育成」へと進化
このプログラムでは、高度な専門知識と幅広い視野を持ち、トランスファラブルスキル*を身につけることで、産業、学術、教育の各分野でリーダーシップを発揮し、持続可能で包括的な社会の構築に向けて貢献する博士人材になることを目指します。
ビジョンを実現するための5つのプログラム
A. ジョブ型思考:高度な研究力と高い専門性をジョブ型思考
ジョブ型インターンシップの充実と京都の地の利を活かした産学官連携によるキャリアパスを強化します。
京都クオリアフォーラムにおける「博士キャリアメッセKYOTO」に参画し、活発な博士人材と社会人(企業)との交流をおこないます。、
B. リベラルアーツ:理系〜文系の両知識や文化的素養を含めた幅広い教養
6研究科の教授陣による、専門性に長けた大学院共通科目を新たに立ち上げ、One Campusの総合大学としての強みを活かします。
分野横断的な視点と柔軟な創造力・提案力を涵養し、複眼的な視点を身につけます。
C. グローバル視点:アジアから世界へ、対面〜バーチャルの活用
海外渡航(国際学会・共同研究・企業研修・短期留学)の支援をします。
D. ダイバーシティ:DE&I研修、人権研修、研究倫理研修
多様な背景を持つ学生や研究者との交流を促進し協働能力を高めます。
自らの多様性、公平性、包括性、倫理観を滋養します。
E. レジリエンス:大学院生向けメンタリングシステムの展開
Well-beingを実現し、困難を乗り越える力を養います。
主指導教授に加え、別途メンター教授により、心理的サポートやキャリア支援を含む多角的なサポートを受けます。
トランスファラブルスキルとは
高いトランスファラブルスキルを持つ博士人材は、自ら培った高い専門性、高い研究力を、より一層社会(仕事)に活かすことができます。
「トランスファラブルスキル(Transferable Skill)」は、「対課題スキル」「対自己スキル」「対人スキル」に分けることができます。
「対課題スキル」:課題を捉えて、解決に向けた方策を組み立て実行する能力
「対自己スキル」:主体的に課題に取り組み、自らをコントロールしながら成果を出す能力
「対人スキル」:高いコミュニケーション力や交渉力を発揮する人間関係を構築する能力
トランスファラブルスキルを身につけている人とは、社会課題解決を念頭に置きながら、広い視野や新たな発想をもち、異分野の人と多様な場で協働する国際人のことである、と捉えることができます。
DE&I とは
DE&Iとは、Diversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公平性)、Inclusion(インクルージョン、包括性)の頭文字を取った略語です。この概念は、組織や社会において多様性を尊重し、公平な機会を提供しながら、すべての人々が互いに尊重し合い、力を発揮できる環境を実現することを目指しています。
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