次世代研究者挑戦的研究プログラム

プログラムで目指す博士人材育成ビジョン

2021年度に始まった、「トランスファラブルスキルを身に付けた科学技術を牽引するリーダーの育成」から、更なる発展へ

トランスファラブルスキルとは

高いトランスファラブルスキルを持つ博士人材は、自ら培った高い専門性、高い研究力を、より一層社会(仕事)に活かすことができます。
「トランスファラブルスキル(Transferable Skill)」は、「対課題スキル」「対自己スキル」「対人スキル」に分けることができます。
 
  • 「対課題スキル」:課題を捉えて、解決に向けた方策を組み立て実行する能力
  • 「対自己スキル」:主体的に課題に取り組み、自らをコントロールしながら成果を出す能力
  • 「対人スキル」:高いコミュニケーション力や交渉力を発揮する人間関係を構築する能力 
トランスファラブルスキルを身につけている人とは、社会課題解決を念頭に置きながら、広い視野や新たな発想をもち、異分野の人と多様な場で協働する国際人のことである、と捉えることができます。

なぜトランスファラブルスキルに着目するのか

時代の変化と大学院からの新たなキャリアパス

従来(京都産業大学においても)、博士人材の多くは、大学の研究室に残ることが常識と捉えられていました。しかし、今、博士人材は、アカデミアで活躍するだけでなく、産業界でも活躍の場を大きく広げようとしています。企業の高度な研究開発を促進することで、産業における競争力の主軸となり、産業界を牽引する人材として期待されています。それゆえ博士人材は、従来以上に、高いコミュニケーション力や交渉力をグローバルに発揮する人間関係を構築する技能が求められています。
本学では、整備された生活研究により、広い視野、新しい発想をもとに異分野の知見を身につける機会を得ることで、トランスファラブルスキルを身につけていくことができます。
 

どのようにトランスファラブルスキルを獲得するのか

4つの育成軸と5つのスキル

トランスファラブルスキルを身につけ、科学技術を牽引するリーダーを育成するために、「4つの育成軸」をもとに「5つのスキル」を身につけていきます。


5つのキャリア開発・育成コンテンツ

2021年〜2023年度の第1期は、5つのキャリア開発・育成プログラムを提供してきました。
 
  • One Campusの地の利を活かした、他分野融合を目指した文理共創プログラム
  • 行政〜産業・起業〜特許に関わる外部講師による研究成果の社会実装を目指したトレーニングプログラム
  • アジアに拠点を置いた国際交流プログラム
  • 他分野、世代の異なる人への研究発信プログラム「アウトリーチセミナー」
  • 「就職に強い」本学の特性を活かしたキャリアパス支援プログラム

SPRINGスカラシップ研究学生インタビュー

仲間と実験結果を議論する日々。基礎研究の価値を社会に広げたい。

和田 匠太
生命科学研究科 生命科学専攻
博士後期課程2年次

祖母の白内障をきっかけに、眼鏡に変わる新たな道具の探究へ。

山田 将太郎
先端情報学研究科 先端情報学専攻
博士後期課程1年次
お問い合わせ先
京都産業大学 教学センター(大学院担当)
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
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月~金 9:00~16:30(13:00~14:00を除く)
※祝日は閉室します
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