一拠点総合大学ならではの「アントレプレナー育成プログラム」を2023(令和5)年4月に始動!

2022.11.02

概要

京都産業大学は、文系・理系10学部、約15,000人の学生のすべてが、京都市・上賀茂の景勝地にある広大な「神山キャンパス」に集合している一拠点総合大学です。文系・理系の知や人が一つのキャンパスに集約しているという特長を生かし、起業家育成教育の社会的要請への対応として、全学部が参加し、全学部生が履修可能な「アントレプレナー育成プログラム」を2023(令和5)年度から始動させます。
このプログラムは、「文理融合の正課教育」「学生個別にあった知識補充の機会提供」「起業活動支援」を特徴としています。

文理融合の正課教育

全学部生が受講可能な「共通教育科目」群に「アントレプレナーシップ科目」区分を設置し、この中に、4つの講義科目と2つの演習科目を体系的に配置します。講義科目としては、起業に必要な基礎的知識の獲得、アイデアの源泉となる社会課題の把握、イノベーションを支える科学技術と社会との関係の理解を促すための4つの科目を開講します。これらは10学部が参画する文理融合型としています。また、起業支援の実績を持つ複数の専任教員が連携して、マーケット探索や企画立案等の実践を指導する演習科目を2科目開講します。

学生個別にあった知識補充の機会提供

学生が起業に必要な知識をさらに補充していくことができるよう、文部科学省数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)の認定を受けている「データ・AIと社会」や各学部で開講する起業関連の専門教育科目を、「推奨科目」として学生に提示します。
また、Web構築、プログラミング、プレゼンテーションといったビジネススキルについては、(株)ベネッセコーポレーションが提供する「Udemy Business」を活用していきます。

起業活動支援

学生の起業指導の実績を持つ6人の専任教員が伴走し、学生の起業活動をサポートします。また、優れた構想に対しては大学が資金面で援助します。
起業活動の場としては、神山キャンパス内の「キッチンスペース」「ファブスペース」等の他、学外にある活動拠点「町家 学びテラス・西陣」を活用し、2023(令和5)年4月には、学内施設を改修して、新たな起業活動施設を設置します。合わせて、プログラムの更なる深化と学生の起業活動を専門的に支えていくセンター組織を新設します。
このプログラムには、「SHIFT」(変革)というテーマを設定しています。これは、本プログラムにより学生を変革志向に変えたいという大学の思いを表しています。また、人々のために改革の先端に立てるよう、知性と才能を磨いてほしいという思いをこめて、学生に意識してほしい「Sustainability」「Human」「Intelligence」「Frontier」「Talent」の5つのキーワードを表すものともしています。
多様な専門知や人をむすび、社会課題の解決や新たな価値の創出に向けて、イノベーションをうみだしていくことが社会から求められています。京都産業大学は、大学名の「産業」を「むすびわざ」とする独自の考えに基づく大学像「むすんで、うみだす。」に則り、全10学部による「イノベーションの創出と社会実装を担う人材育成」のための文理融合教育を進めていきます。

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