外国語学部ヨーロッパ言語学科ドイツ語専攻の卒業生が共同執筆した「ドイツ国際平和村」についての本が出版されました!

2021.10.11

2015年3月に外国語学部ドイツ語学科(現在のヨーロッパ言語学科ドイツ語専攻)を卒業した川村幸輝君から嬉しいニュースがもたらされました。かつてボランティアとして川村君自身も活動したドイツ北西部に位置するオーバーハウゼン市にある「ドイツ国際平和村(FRIEDENSDORF INTERNATIONAL)」について、平和村の仲間と一緒に執筆した書籍『平和村で働いた ドイツで出会った世界の子どもたち』が、2021年9月にあけび書房から出版されたというのです。

平和村で働いたードイツで出会った世界の子どもたちー 書籍の詳細情報
 
そこで早速読んでみました。とても良い本です。みなさんもぜひ1度、実際にこの本を手にとって中を覗いてみてください。そして興味を持った人は、川村君たちがドイツで実際に体験した貴重な経験を追体験してみてください。きっと何か新しいことを得られると思います。
 
川村幸輝君は、卒業後、ドイツを含めて海外に複数の拠点を持つ機器メーカーの海外営業本部に所属し、ドイツ、スイスなどのドイツ語圏やトルコといった主にヨーロッパ方面の国々と取引を行う仕事の道に進みました。コロナ禍以前は、よく海外出張で取引先を訪問する機会もあったそうですが、その行動力と人間的魅力はすでに学生時代から育まれていました。在学中に外国語学部ドイツ語学科に送ってくれた、とても示唆に富む「現地からの報告」は、現在もHPで公開しています。
ドイツからボランティア活動の中間報告が届きました

著者からのひとこと 

この度は、このような形で著書を紹介していただく機会を与えていただきありがとうございます。本書は、小学校高学年から中学生くらいの年齢の方を対象として、ドイツ国際平和村という組織を通じて得た私たちの経験から、その活動内容を伝え、世界を見つめて、愛ある行動をとれる人間に育ってくれるきっかけとなることを目指して出版されました。また、それだけでなく国際協力活動に対する興味を持つきっかけとなる全年齢対象の本であるとも私は考えています。将来に繋がっていくきっかけというものは、ある日突然現れるものです。もし、皆さんのうち誰かがこの本を手に取っていただき、そのことが将来へのきっかけへとなれることを願っています。
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