文化学部「きもの学」の講師、キサブロー氏の講義を収録!!

2021.11.04

文化学部では一般社団法人全日本きもの振興会と共同で専門教育科目「きもの学」を開講、一般の方々にも公開しています。
本来であれば9月上旬にキャンパスプラザ京都で対面にて授業を行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を目的に、急遽授業形態を遠隔授業(オンデマンド配信型)に変更しました。現在は、1月中旬の動画配信に向けて、各講師陣にオンデマンド動画の準備をしていただいています。

10月28日(木)、「きもの学」の講師の一人である、着物デザイナーのキサブロー氏の講義収録を本学にて行い、その講義を当該科目の担当教員である文化学部下出教授のゼミ生13名が聴講しました。
キサブロー氏は、東京にある創業90年の仕立て屋「岩本和裁」の4代目として活躍されており、今回は「きものボーダーレス~国境を超える着物・ジェンダーを超えるキモノ~」をテーマに、“着物×ジェンダー”、“着物×空間”、“着物×国境”の視点で講義をいただきました。幼少期の頃からモノ作りに興味があったものの、当時は着物のことは好きではなかったことや、人との出会いがきっかけとなり着物の良さを改めて感じたことなど、生い立ちから今のお仕事に至るまで、更には着物をつかった衣食住のつまったホテルをプロデュースする夢など、キモノに係る様々な想いを語っていただきました。普段では聴くことができないお話に対して学生たちは興味深く聞いている様子がうかがえました。

最後に、キサブロー氏は学生たちに「何かやりたいことを一つに絞り込むのではなく、様々なことを経験してほしい。コロナ禍で大変な時期ではあるが、人との出会いを大切に大学生活を送ってほしい」とエールを送られました。
本学教室で講義を行うキサブロー氏
前列中央左:下出教授、右:キサブロー氏
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