【文化学部】京都文化学科観光文化コース開設記念のシンポジウムを開催!

2021.07.13

7月4日(日)、むすびわざ館において文化学部開設20周年事業の一環として観光文化コース開設記念シンポジウム「ポストコロナ社会の文化と観光を考える」を開催しました。

井上 安寿子氏による上方唄「蛍狩」の特別公演の様子
相応しい上方唄「蛍狩」の特別公演によって幕を開けました。水辺に蛍舞う仲夏の古都の風情に一同うっとりと時を忘れました。
志賀浄邦文化学部副学部長による「観光文化コース設置の趣旨と教育内容」についての説明を経て、山極壽一氏(総合地球環境学研究所所長)による基調講演「遊動の時代を迎えて」が行われました。長年にわたる霊長類研究をベースに、人間社会の成り立ちを脳の容量から解き明かし、狩猟採集民的世界観の重要性を指摘されました。私たちは今、テレワークやワーケーションなど、人も物も動く時代を迎えつつあること、こうした遊動の時代の観光とは、小規模で滞在型、必要なものは現地調達し、五感を通じた人間的交流を大切にするシステムであることを、具体例を挙げて紹介されました。 
山極 壽一氏による基調講演
こうした問題提起を受けて、パネルディスカッション「京都から展望する文化と観光のゆくえ」では、平竹耕三教授(文化学部京都文化学科)のコーディネートのもと、秋山正俊氏(京都市産業観光局観光MICE推進室長)、井上安寿子氏、マレス エマニュエル准教授(文化学部京都文化学科)が、観光政策、祇園の文化継承、京都の庭園史研究等、各々の観点からコロナ禍の現状と今後の展望について当事者ならではの白熱した議論を展開されました。

4者によるパネルディスカッションが展開されました

平竹 耕三 教授
京都市産業観光局観光MICE推進室長 秋山 正俊氏
井上 安寿子氏
マレス エマニュエル 准教授
高校生、在校生、一般の方など、約120名に参加いただきました。
来場者のアンケートからは、「普段あまり見ることがない京舞を生で見させていただいて、貴重な体験ができました」「山極先生の基調講演が特に素晴らしかった。まさに遊動の根源はゴリラに…」「観光がコロナ時代における回復・立ち直りに不可欠になるなかで観光について深く模索するコースが設置されるのはとても楽しみだと思う」等、今回の文化学部の取組をタイムリーで有意義な企画と評価してくださる声が多く集まりました。今後とも京都から様々な文化研究を発信し、京都の文化と連携する学部として、独自の取り組みを続けてまいります。
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