2021年6月、経営学部舟津ゼミ（演習1・3）にて、ゲストスピーカーによる講演を行いました。今回のゲストとして長地一紘氏（株式会社解ける問題・代表取締役）をお招きし、「ビジネスのつくり方」についてご講演いただきました。

長地氏が経営されている「株式会社解ける問題」では、経営学を一から学べるサービス「WATNEY」を提供されています。「WATNEY」では、さまざまな研究者が自身の講義動画を配信し、いつでも好きな時に学習ができ、さまざまな角度から経営学を学ぶことができます。そうしたサービスを提供されている長地氏は、本講義において、「ビジネスのつくり方」と題し、ご自身が学生時代から経験されたことや「WATNEY」を立ち上げられた時の話も交えながら講演されました。

ビジネスをつくろうと言われて、簡単にビジネスモデルが浮かぶ人は、きっとそうはいないはずです。思い浮かんでも大半が既存のモデルであったり、ビジネスとして成り立たないものなのでしょう。「ビジネスは、なによりアイデアだ。」と思っている学生も少なくないはずです。しかし、本講義を受けると、「ビジネスは思いつくことではなく、つくれるものだ。」と気付かされました。

講義を通して、学生はビジネスを解く方程式ではなく、何通りもある考え方のうちの一つを教わりました。受講生の中にはビジネスコンテストに向けてビジネスプランを考えている学生もいました。今まであまり経験のない「ビジネスをつくる」ということに頭を悩ませていた学生にも、追い風が吹いたように、一つ、二つと新しい考えが身につけられたと感じます。ゼミ担当の舟津先生が「今回のスライドで春学期の講義ができるくらい内容が濃い」と仰ったように、学生は数時間に収めるのはもったいないほどの濃い時間を過ごすことができました。

（文章執筆：経営学部2年次　嶌田 冴雄）