隠れ食品ロス!? 経営学部伊吹ゼミが規格外野菜を⽤いたマスクケースを配布しました!

2021.04.01

経営学部伊吹ゼミナール12期⽣が、世の中の⼈々に⾷品ロス問題及び規格外野菜について考えるきっかけを創出するべく、計100枚の「マスクケース」を配布しました。このマスクケースは、3⽉8⽇〜10⽇に、⾷品ロス削減に向けた取り組みを⾏われている「珈琲専⾨店トゥールビヨン」さんと「おさぜん農園」さんの2箇所と京都産業⼤学にて実施しました。

規格外野菜とは、売り物と⽐べて品質は同じにも関わらず、⼤きさや⾒た⽬の傷によって売り物にならない野菜のことです。出荷される前に捨てられることから「隠れ⾷品ロス」とも呼ばれており、⼤きな問題であるにもかかわらず認知度が低いことを問題視しました。これについて考えるきっかけを創出するには、まず「知らせる」活動が必要です。

そこで、規格外野菜をデザインと染料に使⽤したマスクケースを作成しました。このマスクケースには、誰もが知っている新型コロナウイルスの話題と掛け合わせることにより、規格外野菜の問題が⾝近なものであることを意識してもらいたいという思いを込めています。また、マスクケースは性別や年齢を問わず多くの⼈が使⽤できるので、⾷品ロスに関しての知識や関⼼がない⼈たちにも渡すことができます。それにより、規格外野菜の問題について多くの⼈に意識してもらう機会を与えられます。

また、マスクケース配布の際にアンケートを実施し、幅広い年代の⽅に回答していただきました。アンケートの結果から、規格外野菜そのものの認知度は67%でした。しかし、規格外野菜がどのように扱われているかまで知っていた⽅は27%と、半数を⼤きく下回りました。そして、今回のイベントを通して規格外野菜の抱える問題について理解できた⽅は98%という結果になりました。

規格外野菜のように⾷品ロスは⽬に⾒えないところでも起こっています。⾷品ロス問題は深刻であり、もっと重要視するべき問題です。⾷べ切れる量を注⽂する、すぐ⾷べる場合は商品を⼿前からとる、買いすぎに注意するなどちょっとした⾏動が⾷品ロスの削減に繋がります。これを機に、少しでも⾷品ロス問題について意識してもらえれば幸いです。

以下のURLから活動紹介の動画が⾒られます。ぜひご覧ください。
また、SNSにも活動の様⼦を投稿しています。

マスクケース実物
規格外野菜
おさぜん農園さんでの配布の様⼦
トゥールビヨンさんにて
PAGE TOP