「英語で学ぶインドネシア文化」マラン・ムハマディヤ大学の大学教員によるゲスト講義(2020年12月7日)

2020.12.22

マラン・ムハマディヤ大学(インドネシア)の大学教員によるゲスト講義
「Student Community-Service Programs in an Indonesian University」開催

外国語学部インドネシア語専攻にて開講する「英語で学ぶインドネシア文化」(担当:澤井 志保准教授)では、インドネシア文化について日本語やインドネシア語で学ぶだけでなく、英語で情報をインプット・アウトプットするための練習を行っています。現在、インドネシアの大学では急速にグローバル化が進んでおり、インドネシアの大学生とわたしたちが対等に議論を行うためには、国際共通語としての英語コミュニケーション力が求められます。したがって本授業では、ジャワ島東部にあるマラン・ムハマディヤ大学(University of Muhammadiyah, Malang: UMM)の学生コミュニティ・サービス・プログラム室長であるDr. Djoko Sigit Sayogoをゲストスピーカーとしてお迎えして、インドネシアの多くの大学で必修科目となっているコミュニティ・サービスについて、UMMでの事例をZoomでの英語講義にてご紹介いただきました。
インドネシアの大学におけるコミュニティ・サービス科目とは、大学生が様々な地域コミュニティでの問題解決にボランティアとして取り組み、プログラム立案、プロポーザル作成やスポンサー獲得、プログラム実施と事後評価のすべてに主体的にかかわることで単位を取得するというユニークな試みです。UMMでは、インドネシア国内と海外に学生を派遣しており、学生が主体となって貧困軽減や教育支援、健康増進などに関わる多くのプログラムを実施しているとのことです。当日はDr. Sayogoの講義を聴講した後、履修生全員が講義内容について質問を投げかけて、活発な質疑応答を行いました。
授業後でのアンケートでは、『Dr. Sayogoには日本語が使えないのでとても緊張したが、勉強になった』『インドネシアの大学教員と英語でつながってリアルな状況を知ることができた』『インドネシアでは大学生がボランティアで活躍して、新聞記事に掲載されているのはすごいと思った』などの声が寄せられ、学生たちは海外からのゲストスピーカーによる講義で大いに発奮したようでした。
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