理学部学生がイギリスにある宇宙科学研究所でサイエンス実習に挑戦中!

2019.09.12

理学部では毎年、理学部3年次生以上を対象に学部独自の留学プログラムとして、「ロンドン大学マラード宇宙科学研究所サイエンス実習」を実施しています。このプログラムはイギリスにてロンドン市内社会研修(3日間)と、ロンドン大学マラード宇宙科学研究所での研究体験(5日間)で構成されたプログラムです。今年で4回目の実施となるプログラムで、現在、3名の学生が実習に取り組んでいる最中です。引率教員より現地レポートが届きましたので、ご覧ください。

理学部宇宙物理・気象学科の学生が、9月6日(金)から10日間のロンドン大学マラード宇宙科学研究所での海外サイエンス実習に参加しています。今回参加した学生3名のうち2名は初の海外滞在とのことで、出発前は幾らかの不安もありましたが、ロンドンの空港に到着し、日本とは違う気温を肌で感じた時点でイギリスに来たという実感が沸き、これから経験することへの期待感がより一層大きくなったことかと思います。

イギリス到着後の3日間はロンドン市内での社会研修を行いました。見学したい建物や博物館などを学生同士で相談して決め、公共交通機関を乗り継いで行動しました。移動中のバスから見えるロンドン市内の様子は、歴史と文化が至る所に感じられ、学生たちの好奇心も大いに刺激されたと思います。ロンドン塔の内部を見学した際には、展示品のボリュームの多さに圧倒されるとともに、様々な工夫が凝らされた展示方法も興味深く見入っていました。

9月9日(月)からはロンドン郊外にあるロンドン大学マラード宇宙科学研究所に移動し、一人ずつ別々の研究テーマに分かれてのサイエンス実習に取り組んでいます。ホームステイ先も一人ずつばらばらなので、ここからは学生一人ひとりの主体性が大事になります。本格的な研究の場に、しかも英語漬けという状況に初めて飛び込んだ学生たちですが、実習2日目にもなれば、指導役である現地の大学院生とも十分に打ち解けている姿が見られました。研究作業中は集中して取り組み、午後のアフタヌーンティータイムには他の大学院生たちとのお喋りに参加するという、オンとオフのメリハリが効いた毎日になっています。

サイエンス実習も折り返し地点になりましたが、9月13日(金)に予定されている研究成果発表(もちろん、英語での発表です)に向けて、引き続き研究に没頭してくれることと思います。
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