オランダの大学の学生達が海外研修で本学理学部、神山天文台を訪れました

2019.07.20

理学部天文台

2019年7月20日(土)、オランダのアイントホーフェン工科大学で物理学を学ぶ大学生・大学院生24名及び引率教員2名の合計26名が、海外研修の一環として、本学理学部及び神山天文台を訪れました。

アイントホーフェン工科大学では、学生たちに海外の最先端の科学や各地の文化等に触れ、経験させることで、視野を広げ、世界で活躍する人材を育成することを目的に、毎年、夏期休暇を利用して約1ヶ月間にわたる海外研修を実施しています。過去には、韓国、中国、アルゼンチン、ブラジル、アメリカ、カナダといった国々を訪問してきました。
今年は、日本の各地を訪れ、本学の他にも興味深い研究等を行っている大学や研究機関、企業等とも交流活動を行っていくようです。

理学部では、岸本真教授がブラックホールについて、その存在や現在分かっている最新情報について講演されました。また、今回の参加者が主に物理学を学ぶ学生達であったことから、瀬川耕司教授による本学理学部物理科学科や実験設備の紹介等も行われました。参加学生からは、教員の説明の合間に何度も手を挙げて、分からないことはその場で解決しようとする姿勢が見られ、日本人学生と授業を受けるスタンスの大きな違いが感じられました。

神山天文台では、一般の天体観望会に併せて、施設見学等を行いました。この日はあいにくの曇り空であったため、望遠鏡を使った星空観察はできませんでしたが、河北秀世教授(神山天文台長)から、国内私立大学最大の口径1.3 メートルの荒木望遠鏡の解説やこの望遠鏡で得られた研究成果等の説明がなされ、学生たちは真剣にその内容に耳を傾けていました。その他、本学大学院生が天文台の実験設備の説明を行うなど、学生間の学術交流も行いました。宇宙の3D映像上映会では、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功して50周年を記念して、月に関する上映が行われました。

参加学生からは、今回の訪問を受け、「質の高い講演を聞くことができて大満足だった。」「街中にある大学で大規模な天文台があることに驚いた。また、そこで得られた研究成果も興味深かった。」「講演や学内の案内、天文台ツアーなど私達を快く迎え入れてくれて、感謝します。」といった感想がありました。

理学部では、今後も国内外を問わず、様々な大学等と学術交流を行い、お互いの教育・研究活動に役立てていきます。

岸本教授によるブラックホールの講演の様子
瀬川教授による物理科学科や実験設備の紹介の様子
河北教授による荒木望遠鏡の装置説明の様子
大学院生による天文台の実験設備の説明の様子
宇宙の3D映像上映会の様子
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