理学部 宇宙物理・気象学科 談話会「宇宙観測の技術で雷の謎に挑む」を開催しました

2019.06.26

6月26日(水)に理学部宇宙物理・気象学科談話会(※)として、京都大学の榎戸輝揚特定准教授によるセミナー「宇宙観測の技術で雷の謎に挑む」が行われました。

セミナーの中、榎戸特定准教授はX線天文学の技術を用いて大気中の現象を明らかにする「高エネルギー大気物理学」の創世について、ご自身の観測研究を軸に情熱的に語っていただきました。特に、これまで知られていなかった、雷中での光核反応や電子と陽電子の対消滅から放出されるガンマ線の発見など、この2年ほどの間に榎戸特定准教授らのグループによって実現された実験成果について、背後の物理や実験の工夫について様々な観点から話していただきました。また、榎戸特定准教授の考える新しいサイエンスの形である、市民参加型の「オープンサイエンス」についてもご紹介いただきました。

談話会には教員・大学院生・学部生が数多く参加し、セミナー中はもちろん、セミナー終了後にも質疑応答や様々な議論がなされました。

※談話会は、学内教員や研究実績のある研究者を招聘して定期的に講演会を行うことで、理学の最先端の研究内容に触れ、研究意欲の促進、教育・研究の質的向上を図ることを目的として実施しています。参加は、教員だけでなく、学部生、大学院生、その他一般の方々も可能です。

談話会の様子1
談話会の様子2
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