外国語学部創設50周年記念シンポジウム第3弾
「世界で仕事をする」を開催しました

2017.11.25

2017年11月25日(土)、外国語学部創設50周年記念シンポジウム第3弾「世界で仕事をする」が、本学図書館Lib.コモンズで開催されました。在学生や卒業生、教職員を含む136名が参加しました。世界で仕事をすることの「楽しみ」「成長」「苦労」など普段では聞くことのできないリアルなお話を、3名の外国語学部卒業生から聞くことができました。
現在、上海吉祥航空株式会社に勤務されている中條 文香さん(中国語学科卒)は、大学で学んだ中国や英語を生かした職業に就きたいという希望から、転職を経て現在の航空会社に就職しました。関西国際空港での勤務ですが、スタッフの多くは中国人や外国人ということもあり、中国語と英語を使って迅速な決断と実行が要求される職場だそうです。
堀込 玲さん(イタリア語専修卒)は、在学中はイタリアへ留学。その後、イタリアでの勤務を経て、現在は、パスタなどを扱う大手食品会社であるバリラジャパン株式会社に勤務されています。勤務の傍ら青山学院大学大学院でMBAを取得するなど、常にキャリア・アップを目指しアクティブに活動されています。
中條 文香さん
堀込 玲さん
今回、カンボジアのプノンペンからスカイプを利用して参加してくださった安川 圭亮さん(国際関係学科卒)。在学中、オーストラリアでの海外フィールドリサーチ(国際関係学科の必修科目)で外国人とのコミュニケーションの楽しさを実感し、卒業後はいったん金融機関に就職したのですが、夢を諦めきれず、新興国での起業体験プログラムへの参加を経て、現在は、株式会社リアルマックスのカンボジア現地法人でネットビジネスに携わっておられます。
映像はスカイプで参加してくださった安川 圭亮さん
後半のトークセッションでは、参加者からの質問に答える形で、キャリア・アップのための苦労や努力、人的ネットワーク作りの重要性、海外の視点から見た日本のビジネス社会の長所と短所、外国語習得やビジネスランゲージ習得(ただ単にビジネス用語を覚えるということではなく、上司や取引先とのコミュニケーションにおいて、日本語であっても外国語であっても、論理的に納得させたり、建設的な対話を引き出す的確な質問をしたりするマインドやスキルを身に着けること)の重要性について、話していただきました。3人に共通していたのは、どんなことにでもチャレンジする積極性と好きなことを仕事にできる喜びでした。キャリア・アップ、転職、ときには失敗を経て、自分の夢をかなえようとする行動力は、参加学生だけでなく、教職員にもとても刺激になりました。セッション終了後も残った学生と歓談する姿が印象的でした。
トークセッション

外国語学部創設50周年記念シンポジウム第3弾「世界で仕事をする」ご登壇者

◇中條 文香さん
中国語学科卒 (上海吉祥航空株式会社 空港担当主任)
◇堀込 玲さん
言語学科イタリア語専修卒 (バリラジャパン株式会社 勤務)
◇安川 圭亮さん
国際関係学科卒 (株式会社リアルマックス所属)
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