文化学部京都文化学科 専門教育科目「京の食文化論」で料理研究家 大原 千鶴氏が講義

2017.06.14

文化学部京都文化学科では、第一線で活躍する京の料理人をゲスト講師として招聘し、世界遺産に認定された“和食”の生きた魅力を考察する「京の食文化論」(担当:吉澤 健吉教授)を春学期に開講しています。
6月14日(月)は「京都の暮らしと和食」と題し、NHKテレビ「きょうの料理」でおなじみの料理研究家、大原 千鶴氏をお招きしました。
優しい語り口で講義する大原氏
着物姿の大原氏は講義でまず、京都人は何を食べているのかという話から始まり、京都には「ハレの日」「ケの日」の二通りの食事があると指摘。「ハレの日」というのは、「晴れ」のことで、お祝い事などの非日常の食事。「ケの日」というのは、普段の生活のことで、おばんざいといった日常の食事を食べるそうです。その「おばんざい」は、番茶の「番」が由来となっていて、番茶のように普段使いをするから「おばんざい」と呼ぶそうです。
また、正月や五節気など「行事ごとに決まった食事」を紹介し、それぞれ行事における料理の由来や食する意味をわかりやすく説きました。
大原氏の講義に熱心にメモをとる受講生
最後に、学生が下宿でも作れる料理や、食に関する作法などを紹介し、皆さんもぜひ和食の料理を楽しんでほしいとすすめました。
学生たちはテレビで人気の大原氏が語る身近な料理の授業に、目を輝かせて聞き入っていました。
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