京都文化学科「おもてなし文化論」で旅館「柊家」女将 西村 明美氏が講義

2016.12.12

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トピックス文化芸能文化学部
京都文化学科では、各界におけるもてなしの具体例、その精神を解明するほか、第一線で活躍する方々をゲスト講師として招き、生きた教訓を学ぶ専門教育科目「おもてなし文化論」(担当:吉澤 健吉 文化学部教授)を秋学期に開講しています。
対談形式で講義をされる吉澤教授と西村氏
12月12日(月)の授業では、老舗旅館「柊家(ひいらぎや」女将(おかみ)の西村 明美氏をゲスト講師にお招きしました。
「柊家」は、1818年創業の京都を代表する老舗旅館で、ノーベル文学賞を受賞した作家 川端 康成が愛した旅館としても知られています。古くは江戸時代末期から残る数奇屋造りの部屋から、現代的デザインを採り入れた新館までがあり、不易流行の都・京都の旅情を心から感じることができる旅館として有名です。
西村氏の講義に熱心に聞き入る学生たち
講義は吉澤 教授との対談形式で行われ、京都が都に選ばれた陰陽道からの理由から、京都のおもてなしの極意までをわかりやすくお話しされました。
柊家では、お客さまをお迎えするにあたり、「来者如帰(らいしゃにょき)」という理念を大切にされており、その扁額が玄関に飾られています。この言葉は「我が家に帰られたように寛いで頂きますように」という意味だそうです。よく似た言葉として、西村氏の父親が川端 康成から教わったドイツ・ローデンブルクの城壁の「来るものに安らぎを、去りゆくものに幸せを」という言葉も紹介されました。
最後に、京都はすべてが歴史で繋がり構成されていて「奥が深い」と表現されました。おもてなしの真髄は「言われなくても相手の気持ちを思いやること」であり、マニュアルには載っていないこともたくさんあり、たんなるサービスと違うこと、和をもって人をもてなすことが京都のおもてなしであると語られ、学生たちは老舗旅館の女将が語る生きた言葉に深い感銘を受けていました。
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