令和3年度 秋学期 公開授業&ワークショップ 実施報告
実施日時・場所・参加人数
(1)公開授業とワークショップ
①公開授業:
- 科目:物理学演習I
- 担当教員:岩下靖孝准教授
- 実施日時/場所:令和3年11月19日 10時45分から T401教室にて
- 参加人数:8名
②ワークショップ:
- 実施日時/場所:令和3年11月19日 12時15分から T401教室にて
- 参加人数:教員6名、学生4名
(2)ワークショップでの意見交換内容
学生からは「課題として、授業や課題での疑問点を書くように求められる。これがとても有効です」や「課題返却時の教員のコメントが役に立っています」と言った意見が出された。参加した教職員からは、授業録画に関する質問や、ベクトル解析の演習での物理との繋げ方の質問があった。また、「わからないところを書きましょう」という課題の出し方を自分も取り入れたいという意見があった。また、スライドやビデオを用いた前回の復習場面などICTの利用にも注目が集まった。
(3)その他研修会等
1.
- テーマ:発達障害のある学生への修学支援
- 概要:京都大学大学生支援センターの田村准教授にお越しいただいて、「配慮が必要な学生」への対応に関して講演をお願いし、その後で質疑応答を行なった。障害と一言で言っても、障害者と社会的障壁がある。合理的配慮というのは、社会的障壁への除去のことを指すことを学んだ。高等教育機関としては、結果を保証するのではなく、プロセスを保証すべきだと学んだ。また、ADHDなど、障害を持つ学生の特徴や彼らへの対応も知った。特に我々がよく口にする、「困ったら言いにきてね」と言われても、どのように言いにきたらいいかを教わっていないからハードルが高い、と言った点は目からウロコであった。
- 実施日:令和3年7月21日
- 参加人数:30名(うち理学部事務長1名)
2.
- テーマ:2021年度入学生への入学前教育プログラムの実施報告会
- 概要:昨年度の入学前教育の成績と記述アンケートの結果から分かったことを、駿台グループ「エスエスティーティー株式会社」所属の川邊忍氏より話を聞いた。英語、数学、物理の3科目について総合的に判断すると、ほぼ横ばいである。新型コロナウイルス感染症拡大の最中であることを考えると、横ばいということはよく頑張っていると受け取って良い。そのほか、附属高出身者が頑張りを見せている。
- 実施日:令和3年10月20日
- 参加人数:31名(うち理学部事務長1名)
3.
- テーマ:カリキュラムマップの策定について1
- 概要: 学部長から、理学部教学マネジメント委員会メンバーを中心とし、理学部のカリキュラムマップの策定を進めており、今回の理学部FD研修会にて、現時点での内容を共有し、広く意見交換を行い、今後のカリキュラムマップの策定を進めていきたい旨、説明があった。学部長の指示により、各学科教務委員から第1回ワークショップを基に各学科で作成した、カリキュラムマップ「DPと資質・能力の関連付け表」「資質・能力の定義」について配付資料を基に説明が行われ、内容の共有及び意見交換が行われた。
- 実施日: 令和3年10月27日
- 参加人数: 27名(うち理学部事務長1名)
4.
- テーマ:カリキュラムマップの策定について2
- 概要: 学部長から、理学部教学マネジメント委員会メンバーを中心とし、理学部のカリキュラムマップ案を策定したので、今回の理学部FD研修会で、内容共有及び意見交換を行いたい旨、説明された。学部長の指示により、各学科教務委員からカリキュラムマップ「DPと資質・能力の関連付け表」「資質・能力の定義」について配付資料を基に説明が行われ、意見交換が行われた。学部長から、今回のカリキュラムマップ案を、主管部署である教育支援研究開発センターに提出することが報告された。
- 実施日:令和3年12月15日
- 参加人数:29名(うち理学部事務長1名)
5.
- テーマ:ハラスメント研修
- 概要:理学部の人権研修会として行われた研修。FDとも関係する内容であるので、ここに書いておく。叱責のつもりでも、「出来ていないのは君だけですよ」などと言うのは良くない。オンライン授業の際には、そこにいることを確認する意味で、「画面をオフにしたら欠席ですよ」と言ってしまいそうだが、このような説明に恐怖を感じる学生もいる。こちらから学生に期待を伝えているつもりでも、過度な期待になっていてプレッシャーを感じている場合もある。教員としては悪意もない言葉であっても、注意すべき点があることを確認できた研修であった。
- 実施日:令和3年12月15日
- 参加人数:28名