平成29年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

基礎科目の充実と主体的な学びを誘導するための到達目標システムの構築。

(2)目的

必修科目、選択必修科目及びこれに準ずる科目での、教員のさらなる授業力向上を目指し、学生の主体的な学びを引き出すために、引き続き到達度の確認を行う。アンケート項目に学力レベルの到達目標(60%,80%)への自己評価を設定・導入したものの、回答が少ない。原因はいろいろあるかとは思われるが、これまでの反省を踏まえ、学生への周知徹底、わかりやすさを含めて、主体的な学びを誘導するための到達目標システムを構築する。

(3)期待する効果

これまで、授業に対する学生の理解度・到達度を測る質問項目は、定性的なものであった。そこに数値的な到達目標(60%,80%)を導入することで、学生の理解度・到達度を定量的に自己評価させる指標を導入した。授業のポイントが明示されることで、学生の授業への取り組みに主体性が生まれることが期待できる。また、指導者にとっては、指導内容の明確化により質保障の一助となるという効果も期待できる。これを確実に実施するために、全体の授業目標だけではなく、毎回の授業時に「本時の目標」を学生に示すことで目標のスモールステップ化を図ることも考えられる。また、授業時に簡単な振り返り(自己評価)を書かせることなどで、自己評価の姿勢の育成も期待できる。
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