平成28年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

「学習成果実感調査」についての分析結果

アンケートの回答率は77% (1353/1763) だった。授業への出席率は80%以上であり、全学平均を上回っていた。一方、「シラバスを活用」している割合は54%で、全学平均より低かった。「科目に満足したか?」の設問のポイントは3.7(満点5、以下同じ)、「成長を実感したか?」は3.6で、いずれも比較的良好だった。これらの結果は昨年度までの理学部の結果と大きな変化はなかった。新たな取り組みである「到達目標/理解度の数値化」の設問においては、昨年度、他の設問に比べ回答者数が少ないという問題があった。今回前もって周知の強化を図ったところ回答者数は増加した。しかし依然65%にとどまった。また、到達目標が設定されている科目とされていない科目で、回答する設問が異なるが、これの混同も多く認められた。本取り組みのさらなる改善が必要である。到達目標が設定されている科目のポイントは3.2、設定されていない科目は3.3だった。理解度がこれらポイントにとどまっている理由はいろいろ考えられるが、いずれにしろ上昇させる余地がかなり残されており、その分析、対応は今後の課題である。
PAGE TOP