平成27年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた
「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

基礎科目の充実。到達目標の導入。

(2)目的

必修科目、選択必修科目およびこれに準ずる科目の洗練、達成度の確認を行い、カリキュラム改革を推進する。同時に、「学生による自分の成長の実感に関する自己評価」を明確にする。学力の質保証の目的のために、学力レベルの到達目標(60%、80%)を設定しこれをアンケート項目に加えた。

(3)期待する効果

これまで、授業に対する学生の理解度/到達度を測る質問項目は、定性的なものであった。今回到達目標(60%、80%)を導入することで、学生の理解度/到達度を定量的に評価・分析する第一歩となる。授業のポイントが学生に明示されることで、学生の授業への取り組みに自発性が生まれることが期待できる。また教員の授業は、教える内容が明確になることでより洗練されたものとなる。

学部授業・カリキュラム改善に向けた中間報告(春学期の集計結果を踏まえ、学部長が作成)

アンケートの回収率は78.0%だった。授業への出席率は全学平均を上回っているが、「シラバスを活用」している割合は全学平均より低かった。これは昨年と同様の結果だった。「科目に満足したか?」、「成長を実感したか?」の設問は、いずれも70%以上だった。これは昨年度の理学部の結果と大きな変化はなかった。今回からの新たな取り組みである、「到達目標/理解度の数値化」の設問は、他の設問に比べ回答者数が少なく約半数だった。学生に本設問の内容の理解を促す必要がある。値は60%だった。
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